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大毅side
『 これな 〜 じょうがかってくれてん ！ 』
何個も何個もアヒルさんを風呂に浮かべていく誠也
「 え 〜 これは おにいがあげたやつやろ？ 」
『 ちゃうの 、こっちがおにい 』
いや 、正直 どのアヒルも同じやねんけどな (笑)
『 かわい 〜 ね 』
「 誠也の方が可愛いわ 」
『 くふふ 』
そんな笑い方どこで覚えたん？！
可愛すぎて心配なるわ 〜 親バカならぬ兄バカ？
「 よっし 、そろそろ上がるか 」
あんま長風呂でも丈にぐちぐち言われるからな
「 お、今日はくまさんやん 」
耳のついたクマのパジャマを着せる
もちろんフードは被せてな
はぁ、 可愛い (何回目)
『 じょ 〜 』
見せに行ったのか脱衣所から走り出ていった
「 ええ 〜 にいちゃん寂し 」
扉の向こうで 嬉しそうな誠也の声が聞こえてくる
ほんま 丈のこと好きやな (笑)
「 丈 お先 〜 」
風呂から出て冷蔵庫から水を取り出し飲む
すると足に絡みついてきたチビクマ (笑)
「 なんや 、何飲みたいん 」
『 ん 〜 もも！ 』
「 ほらよ 」
立ちながらは危ないためソファーへと座らせる
「 うまい？ 」
『 んま ！ 』
「 んは、それは良かった 」
ぽんぽんと頭を撫でてやった
風邪ひかないように髪を乾かしてやれば
眠そうに目がとろんとなってきて
「 今日は一緒に寝るか ？ 」
『 ん 〜 .. 』
手を伸ばしてきたからそのまま抱きかかえて
自室のベッドへと寝かせた
なかなか一緒に居らへんから今日は基地な休みやったな
「 次はどこか遊びに行こうな 」
誠也と俺のとある日常 ー 完 ー
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作者名：す え ぴ | 作成日時：2019年6月1日 0時
