２７５話 ページ28
貴方「アーサー先輩は起きてたから大丈夫だよね。」
マシューさん辺りから行こうかな。
あ、菊先輩も同じ部屋だったよね。確か…
〜菊・マシューの部屋〜
ｺﾝｺﾝ
貴方「マシューさん、菊先輩？」
数秒してから、すぐに扉が開いた。
マシュー「A…？おはよう」
貴方「おはようございます。」
菊「おや、誰かと思えば…。どうされたのですか？」
貴方「朝ご飯が出来たので、呼びにきました」
菊「それはそれは。わざわざありがとうございます」
貴方「いえ。まだ皆さん起きていないと思うので、ゆっくり来てくださいね」
マシュー「わかった」
貴方「では、私はこれで」
マシュー「うん、また後でね」
貴方「ふぅ…。アイス君は大丈夫かな…？」
そう呟いた時…
『うわぁ！？』
貴方「！？」
上の階から、フィンと思われる声が聞こえた。
私は、近くの階段をかけ上がった。
〜３階〜
貴方「フィン！どうしたの…！？」
フィン「あっ…Aさんっ…！！」
貴方「か…花瓶が…。」
フィン「余所見していたらぶつかっちゃって…」
貴方「って…！！花瓶はいいんだよ！フィン、怪我してない！？」
フィン「え…はい。僕はなんともないです…」
貴方「よ…よかったぁ…。じゃあフィン。アーサー先輩呼んできてくれない？」
フィン「わ…分かりました…!」
フィンがアーサー先輩を呼びに行く間、私は破片を片付けていた。
貴方「いっ…!」
ｶﾞｼｬﾝと音をたて、破片が落ちた。
指先から血が流れる。
貴方「あ…。」
アーサー「どうした！今の音は！？」
貴方「あっ…アーサー先輩！？」
サッと指を後ろに隠し、立ち上がる。
貴方「ちょっと、足が当たってしまったんです。お騒がせしてすみません」
フィン「よかった…」
アーサー「あぁ、この花瓶かぁ。懐かしいなぁ。」
貴方「この花瓶が何か？」
アーサー「ああ、小さい頃にな…。好きな花をいけて良いって言われてな」
貴方「へぇ…」
フィン「そ…そんな大事な花瓶をっ…!!!すみません…!!」
アーサー「いいんだ。ヒビも入ってたし、古かったからな」
貴方「…」
私は破片の一部を拾った。
貴方「素直さは大事ですよ。アーサー先輩」
アーサー「！？」
フィン「？」
アルフレッド先輩からの贈り物だって、言えばいいのに…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁兎(プロフ) - (^^ゞさん» ありがとうございます…!!!もう、全く時間無いんですが、気長に待っていてほしい限りです…！ (2016年7月25日 1時) (
レス) id: 6a1a72b74f (このIDを非表示/違反報告)
(^^ゞ - いつも楽しみにしてます!応援してます! (2016年7月24日 14時) (レス) id: 35ffac761e (このIDを非表示/違反報告)
暁兔(プロフ) - リンア@ヘタリア依存症さん» いやいや！神作なんてとんでもない！ただの妄想ですよ(笑)更新、たくさんできるように頑張ります！ (2016年6月15日 22時) (レス) id: 358e1abc29 (このIDを非表示/違反報告)
リンア@ヘタリア依存症(プロフ) - この作品大好きですっ！どうしたらこんな神作が出来るんですか…？更新頑張って下さい！ (2016年6月14日 19時) (レス) id: 6ee1b69a71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暁兔 x他3人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年5月8日 23時
