２７０話 ページ23
その日の夜……。
私は、ある部屋の前まで来ていた。
貴方「…」
ｺﾝｺﾝｯ
アーサー「ん？…A？」
貴方「あ…アーサー先輩…！少しお話がっ…！」
アーサー「…？……入れよ」
貴方「し…失礼します…」
アーサー「で、どうした？」
貴方「えっと…記憶を戻す時、リスクとかはあるんですか？」
アーサー「リスク…か。そうだな……。記憶が戻らなかった場合、過去の記憶は無かったことになる…くらいだな」
貴方「それは…今の記憶も無くなってしまうんです…よね……？」
アーサー「そういう事…だな。」
貴方「っ……。」
アーサー「…怖いか…？」
貴方「怖いです……。
誰かに必要とされなくなるんじゃないかとか…考えてしまって………。先輩達の事を…二度も忘れるなんて…
もう嫌です……。」
アーサー「大丈夫だ。お前が俺達を忘れたとしても、俺はお前の側にいる。約束だ」
貴方「アーサー先輩……。
…！」
アーサー先輩が抱きしめてきた。
アーサー「悪い…今…、こうしないといけないような気がしてるんだ…」
貴方「……どうしてでしょうか…。抱きしめられたり……そんな記憶なんてないはず……なのに……。」
アーサー「…？」
貴方「体が……慣れてるんです……。記憶をなくす前の私は…一体何を……」
アーサー「……それは俺達が悪いんだ…。お前に辛い思いをさせてる…。記憶が戻れば…またお前が苦しむのはわかってるんだ…」
貴方「…はい………。そんな気がします……。でも…先輩は悪くないと思うんです」
アーサー「A…」
貴方「私、知りたいんです。自分の事。今まで、理由も無く避け続けた記憶なら尚更…。自分の事も知らないなんて……そんなの…」
それが、一番辛い…
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暁兎(プロフ) - (^^ゞさん» ありがとうございます…!!!もう、全く時間無いんですが、気長に待っていてほしい限りです…！ (2016年7月25日 1時) (
レス) id: 6a1a72b74f (このIDを非表示/違反報告)
(^^ゞ - いつも楽しみにしてます!応援してます! (2016年7月24日 14時) (レス) id: 35ffac761e (このIDを非表示/違反報告)
暁兔(プロフ) - リンア@ヘタリア依存症さん» いやいや！神作なんてとんでもない！ただの妄想ですよ(笑)更新、たくさんできるように頑張ります！ (2016年6月15日 22時) (レス) id: 358e1abc29 (このIDを非表示/違反報告)
リンア@ヘタリア依存症(プロフ) - この作品大好きですっ！どうしたらこんな神作が出来るんですか…？更新頑張って下さい！ (2016年6月14日 19時) (レス) id: 6ee1b69a71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁兔 x他3人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年5月8日 23時
