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第228話 ページ42

それは今年の春の事


まだ時間も早くて教室には2人しか人がいなかった

貴『・・・あれ、その髪型は?』

渚の髪型が今までと違っていた事を疑問に思っていた時に彼女は話しかけてきた

カ「あ!それ私がしたの」

最初に見た印象は不自然な人

普通だけどなんか怪しい

貴『えっと、あなたは・・・』

カ「私は茅野カエデ!!

  あなたの名前は?」

まるで全てが嘘のような不思議な違和感

憎しみや恨み、苦しみが彼女の表情の奥から僅かに伝わってくる気がした

貴『・・・因幡A』

この頃の私はまだ人と関わるのが少し苦手で短く言葉を返すだけだった

カ「そっか!これからよろしくね!!」

貴『・・・よろしく茅野さん』

この時はあまり彼女と関わらないようにしようと思ってた

違和感の正体だけ調べよう

そんな風に思っていた

カ「なんか堅いなぁ〜

  あ、そうだ!カエデって呼んでよ!

  私もAって呼ぶから!」

私の警戒が伝わったのか、彼女はそんな提案をしてきた


・・・もしかしたら緊張でちょっとぎこちなくなってるだけで私の勘違いかもしれない

・・・疑ってばかりじゃダメだよね

信じるんだ

皆を信じるって約束したから

変わらなきゃ


貴『わかった

  よろしくねカエデ!』

精いっぱい笑って見せた

一歩踏み出すために





彼女と一緒に過ごしていくうちにだんだんその違和感を忘れてしまっていた

だから気付けなかった

いや気付けなかったんじゃない

"気付きたくなかった"んだ

カエデの正体に

今思えばただ目を背けていただけかもしれない

隣で笑うカエデが本当であってほしかったから


思い出すのを止めて殺せんせーの方を見る

先生はクラスの皆が揃ったら過去の全てを話すと言っていた

その約束をした時にカエデから殺せんせー宛に一通のメールが届いた

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mm(プロフ) - ミクさん» アドバイスありがとうございます。もっと良い作品にしていけるように色々と参考にしていきますね。 (2016年10月14日 21時) (レス) id: b7396989d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミク - この連載からいつも元気をいただいてます。ですが、主人公による原作そのまま書いてる臭が最近露骨になっている気がします。色々な作品を読み、お気に入りの参考文献など見つけると良いかもしれませんね。応援しています。 (2016年10月9日 0時) (レス) id: 51e4ed2794 (このIDを非表示/違反報告)
DAYS(プロフ) - mmさん» いや、私もまだ3、4歳くらいです←年離れした姉が見てたんです、なのでマンガもあって…w (2016年9月17日 22時) (レス) id: 769c1b29e6 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - DAYSさん» アニメ放送してた時私まだ小学生以下でしたから、知らなかったです。 (2016年9月17日 22時) (レス) id: b7396989d6 (このIDを非表示/違反報告)
DAYS(プロフ) - mmさん» まあ知らない人の方が多いですよwでも能力者マンガの最高峰とも言われるマンガですから!知らなくて損はありませんよ← (2016年9月17日 21時) (レス) id: 769c1b29e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mm | 作成日時:2016年7月27日 17時

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