【暗殺教室×毛探偵】3年E組の秘密警察犬は因幡さんの妹!!5

第217話 ページ31

こんなのどう考えても不公平だよ･･･

殺せんせーが勝つ確率は20%

しかも理事長はギブアップ可能

理事長は社会に出たらこんな理不尽の連続だと言う

強者と弱者の間では特にと付け足して

理「だから私は･･･

　 君達にも強者側になれと教えて来た」

殺せんせーが圧倒的に不利だけど受けざるをえない状況

緊迫した雰囲気のなか殺せんせーは1冊目の問題集を開いた

瞬く間に対先生弾が辺り一面に飛び散る

理「まずはワンヒット」

今まで見たことのないくらいのダメージ･･･

理「あと3回耐えられればあなたの勝ちです

　 さ、回復する前に解いて下さい」

こんなのがあと3回もなんて･･･

本当に殺られてしまう･･･

理「弱者は暗殺でしか強者を殺せないが

　 強者は好きな時に好きなように弱者を殺せる

　 この心理を教える仕組みを全国にバラ撒く

　 防衛省から得た金とあなたを殺した賞金があれば

　 全国に我が系列校を作れるでしょう」

どこまでも教育の事･･･

理「さぁ殺せんせー

　 私の教育の礎のひとつとなって下さい」

殺せんせーは次の問題集にとりかかる


こんな方法で殺られてほしくない

祈るように目を閉じる


次に聞こえたのは爆発音ではなく軽快な殺せんせーの声だった

殺「はい、開いて解いて閉じました」

殺せんせーは一瞬で問題を解いた

しかもこの問題集シリーズのどのページにどの問題があるかを記憶しているらしい

殺「数学だけが難関でした

　 生徒に長く貸してたので忘れてまして･･･」

それを聞いて矢田さんが鞄からさっきのと同じ問題集を取り出す

理「私が持って来た問題集なのにたまたま憶えていたとは」

殺せんせーはたまたま憶えていたと言う言葉を否定した

殺「日本全国全ての問題集を憶えましたよ

　 教師になるんだからその位は勉強するでしょう」

全ての問題集を･･･、か

やっぱり殺せんせーは次元が違うなぁ

殺「"問題が解けるまで爆弾の前から動かない"

　 こんなルール情熱がある教師ならばクリアできます」

あっと言う間に残りの問題も解いてしまった

これで殺せんせーの負けはなくなった

そして残ったものは･･･



＿＿＿"死"だけ

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