-Sugar High-【紅一点:YG】 (ページ5)

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ーデビュー後、ある時から冷静に自分を客観視出来るようになった、と聞いております。当時自分の中で気持ちを切り替えられるようになったきっかけは何だったのでしょうか。

皆様ご存知の通り？(笑)、私はとてもネガティブな人間です。何事もやる前からマイナス思考ですし。そして何より"Love Myself”を掲げるグループの張本人が自分を愛せていない、なんて説得力も無いし、酷い話ですよね。どれだけ心の中で前向きに、自分自身を愛そう、そう唱えても中々根っこの部分は変わってくれませんでした。その比例しない感情が段々ストレスになって‥‥パフォーマンスにも支障が出てしまいそうで、armyにもメンバーにも申し訳なくて、もう考えるのも何もかも嫌になった時期があります。

ー当時、それは誰かに相談したり？

はい、ジンオッパに。今となっては全員知っていますが、いつもこういう時はまずオッパに話を聞いて貰います。

話は変わるのですが、ジンオッパは私と正反対の性格で、世間が持つイメージもいつも明るくてポジティブ、"Love Myself”を体現する、といった感じですよね。2018年のオッパのソロ曲"Epiphany"の歌詞にも『自分こそが僕がこの世界で愛する存在なんだようやく気付いただから自分を愛してあげるんだ』とあります。でも2016年の"Awake"では『たぶん僕は空を飛ぶことはできないきっと空に触れることもできない』と歌っていて‥。私は"Epiphany"を聴いた時、オッパ自身そう気付くまでにどれほどの努力が存在したのだろうと思いました。そして2020年の"Abyss"では『未だに僕は僕のままなんだあの真っ暗なところに浸りたい』と。実は私もナムジュンと一緒にこの曲制作に携わらせて貰ったんです、その話はまた機会があれば(笑)。私はオッパの掴めそうで掴めないところも魅力の一つで大好きなんです。飾らない、必要としている時に必要とする言葉をくれる、昔も今もそんなオッパにいつも救われています。

ごめんなさい、話を戻します‥なので当時もこれでは駄目だとジンオッパに相談したんです。

オッパは、自分からオッパの部屋を訪ねたにも関わらず突っ立ったままの私を一度軽く抱き締めてから、おいで、とベッドに腰掛けて、自分のその隣をポンポンって。吸い寄せられるように座ったのを覚えています。腕を引っ張り連れて行く、のではなく私の意思でそうさせた、ところもオッパらしいですよね。オッパはいつも皆の、本人の意思を尊重してくれます。

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