キーの顔 ページ7
キーは色白で整った顔、人をくきづけにする澄んだ黒い瞳をしている、何よりレンを驚かせたのはその顔が良く知る顔だったからだ。
レン 「キーラ…」
キー 「ベン……久しぶり」
ハハッっと小さく笑ってみたがベンは全く笑ってくれなかった。
レン 「お前、なにやってんだ?」
キー 「いやちょっと心配で来ちゃった」
レン 「は?」
キー 「そろそろ帰らない?ベンのお母様も待ってるよ?」
その言葉にレンはキーから距離をとった、レンの膝に支えられていたのでキーの体はガクッと後ろに倒れてしまった。
キー 「いてて…ちょっとケガ人なんだから優しくしてよぉ」
レン 「知るか!お前こそ今すぐ帰れ!」
キー 「ベンと一緒じゃないと帰らない!」
そのあと帰る帰らないの言い合いが少し続いたが、レンは急に声のトーンを落とし言った
レン 「もう俺はお前が知ってるベンじゃない、これ以上俺につきまとうならどうなるかわかってるんだろうな?」
キー 「わからない!帰ろう!」
キーは右手で自分の肩を押さえながら左手でレンの服をつかんだ、するとレンはライトセーバーをキーに向けた、キーは微動だにせずレンを見つめ続けた
レン 「くっ…これ以上俺の心を乱すな」
レンは顔をしかめ小さくそう言うとついにキーにライトセーバーを振り下ろした。
閃光に目をつぶったキーは痛みを感じそのまま気を失ってしまった。
レン 「おい」
ハックス 「レン、何があったんだ?」
レン 「お前の部下が倒れてたぞ」
ハックス 「俺の部下?」
レン 「キーって奴だ」
ハックス 「なに?キーが?」
基地の入口で様子を伺っていたハックスはそう聞くと外に走りでた、雪に邪魔されながらもなんとかキーらしき人影を見つけ近づいた。
ハックス 「は?お前キーか?お前……女だったのか……」
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作者名:chibamituki | 作成日時:2019年12月15日 11時