弱み ページ29
ファーストオーダーに戻るとそこにはレンが待ち構えていた。二人で降りていくとレンがこの上なく不愉快という顔をした
レン 「何か問題があったようだが？」
ハックス 「いや、全て順調だ」
顔が赤いキーラにレンの心はどんどん嫉妬で埋め尽くされていった
レン 「俺に隠し事はできないぞ、皆が何があったか言おうとしないがフォースを使えばすぐにわかる、誰が俺の拷問を受ける？お前か？ハックス」
キーラ 「ベン、やめて、私が話すから」
ハックス 「キーラ」
キーラ 「大丈夫よ、あなたは先に休んでいて」
二人の様子にレンはイライラした、ハックスに見せつけるようにキーラの腰に手をまわし自室に連れていった。
レン 「さて、キーラ、ハックスとはどこまで進んだ？」
ドアが閉まると同時にレンは訪ねた
キーラ 「私はそんなこと話すために来たんじゃないわ」
信じられないという顔でキーラは答えた
レン 「俺は何があったか聞くと言っただろ？何があったか全てを話すんだ」
キーラはレンに結局隠し事はできないだろうとわかっていた、レンが本気を出せば心のなかを無理矢理覗かれてしまう
キーラ 「わかったわ、全て話す、ただひとつ約束してほしいの」
レン 「守るかはわからないが聞いてやろう」
キーラ 「あなたは約束は守るって私知ってる」
レン 「わかったよ、言え」
キーラ 「責任は全て私がとる、ハックス将軍には何もしないで」
レン 「………保証はしない」
キーラ 「あなたを信じてる」
レンはキーラに見つめられると心が乱れるのを感じた、いろいろな感情がうごめくのを感じる。嫉妬、手に入れられない悔しさ、そして愛だ。
レン 「……よし話せ」
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作者名：chibamituki | 作成日時：2019年12月15日 11時
