ローズ ページ24
無事に逃げ切れたのがわかるとフィンが沈黙を破った。
フィン 「まずは、ありがとう、助けてくれて…それで…君は?俺と何か関係があったかな?こんなに美人のこと忘れないと思うんだけど」
キーラ 「あなた元トルーパーでしょ?すれ違ったことくらいはあると思うけど、キーって知ってる?」
フィン 「キー?元上司だ、あの人は唯一いい人だったなぁ、見間違えじゃなければミレニアムファルコンの攻撃が当たってた、大丈夫だったかな…」
キーラ 「それ、私」
フィン 「え?」
キーラ 「だから、あなたの元上司のキーは私。」
言葉を失ったフィンだが先ほどキーラが一瞬で3人のトルーパーを倒したことを思いだし納得した。
フィン 「なるほど…それで…なんであなたが俺たちを助けてくれたんですか?」
キーラ 「別に今は上司でもなんでもないんだから敬語はよして」
ふふふっと笑うキーラにそれまで黙っていたローズが話しかけた。
ローズ 「あなたスパイなの?」
ローズをじっと見て黙りこむキーラ
フィン 「そうなのか?」
キーラは迷っていた、真実を言おうかどうか、このまま言わない方が複雑にせずにすむような気もする、でも知ってほしくて、知りたくて一緒に来たのだ。
心を寄せかけていたハックスを裏切ってまで来たのだからこのまま帰るわけにはいかない。帰れるかもわからないのだから。
キーラ 「いいえ………」
ローズ 「じゃあなぜ私たちをたすけたの?」
沈黙するキーラを見つめる二人。しばらくするとキーラはローズを見て静かに聞いた。
キーラ 「あなたはローズ・ティコね?」
ローズ 「…どうして名前を知ってるの?」
キーラ 「私の元の名前はリリー、リリー・ティコよ」
ローズ 「リリー・ティコ?え?嘘でしょ?」
フィン 「知ってるのか?え?ティコって」
キーラ 「私はあなたの双子の姉よ」
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作者名:chibamituki | 作成日時:2019年12月15日 11時