遠征2 ページ3
見るとファズマの部隊が違う敵に襲われていた。
ハックス 「あっちは人間じゃないようだな」
ファズマたちが戦っていたのは人など3人まとめて飲み込めるくらいの大きな蛇だった、それも何匹も意志をもったようにトルーパーたちを絞め殺そうとしたり噛みつこうとしたりしていた。
トルーパー 「キー様!お助け下さい!」
キーを見つけたファズマの部隊のトルーパーが助けを求めた、しかしハックスから離れる事に不安を感じた、チラリとハックスを見ると察したのか
ハックス 「わたしは大丈夫だ、行ってこい」
キー 「承知しました、トルーパー!将軍を頼む!」
そう言うとキーは風のように走りファズマ部隊のもとへ向かった、
ファズマ 「キー!すまないな!」
キー 「とんでもないです!キャプテンファズマ!」
落ちていたブラスターを使い大蛇を倒す、殺すのは嫌だったのだが短時間で大蛇の生け捕りはムリだった。
トルーパー 「あと2匹です!」
キーの登場にパニックだったトルーパーたちも少し落ち着きどんどん蛇の数は減っていた。
ファズマ 「よし!気を抜かずに撃ち取れ!!」
ファズマは大声でトルーパーたちに指示をだす、しかしキーは息をのんだ
キー 「キャプテンファズマ!」
ファズマの後ろに今までの蛇よりひとまわり大きな大蛇がゆっくりとファズマを飲み込もうと大口を開けていた
ファズマが振り向くより早くキーはファズマのもとへ走りファズマを押し倒した
ファズマ 「はぁ、はぁ、助かったキー」
キー 「まだです!」
ファズマに手を貸し立ち上がらせるとキーはブラスターを撃つしかし蛇の皮や筋肉が分厚つすぎてブラスターでは歯がたたない、気づけば残るはこの大蛇だけなのだがなかなか倒せなかった
キー 《くっしかたないか…》
キーは新しいブラスターをトルーパーから受けとるとタイミングを合わせ木から宙返りで大蛇の口の中に飛び込んだ
ファズマ 「キー!」
ハックス 「キー!」
その場にいた全員が息をのんだ、時が止まったように感じたが実際はほんの数秒だった
バァン!!
蛇は苦しむ間もなく爆発したように穴があき、そこからヨイショっとキーがでてきた
ファズマ 「なんてことするんだ!心臓が止まりかけたぞ!」
ハックスは安堵したが言葉にならなかった、こんな戦場を体験したのは初めてだったので放心状態だ。
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作者名:chibamituki | 作成日時:2019年12月15日 11時