ベン ページ15
それからキーラは前にもまして一所懸命仕事をした、ハックスは内心嫌だったのだがレンの所にも頻繁に行っていた。
キーラ 「ベン、勝手にどこかの星に行って勝手にケガしてくるのやめてくれる?」
レンは誰にも言わずに小さな星に行き壊滅状態にしてきた、そして何も成果がなかったようで自分で右手を傷つけてしまったようだ。
レン 「お前には関係ないだろ、それにベンと呼ぶな」
キーラ 「あなたがちゃんと私の話を聞いてくれたらレンと呼んであげてもいいわ」
レン 「ふんっ」
行こうとしたレンの左腕をがしっとつかんだキーラ、そしてぐいっと引っ張り無理矢理視線を合わせた。
キーラ 「私はあなた自身よりあなたを大切に想ってるわ、もしあなたがこっちにいる方が幸せなんだと確信できたら諦める。でも今のところあなたは苦しんでいるように見える」
レンはキーラの気迫に一瞬たじろいだがすぐにまた平静を装った。
レン 「なにも知らないくせにわかったようなこと言うな」
キーラ 「あなたこそ自分の本当の望みをわかっているの?」
レン 「っく…うるさい」
レンはキーラの腕を振り切り足早に歩いて行ってしまった。
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作者名:chibamituki | 作成日時:2019年12月15日 11時