遠征 ページ2
今日は制圧する予定の星に来ている、戦闘を好まない民族ばかりの星という情報なのでハックスも地上まで来ていた。
ハックス 「キー、レンはどこに行った?」
キー 「カイロレン様は戦闘がないなら興味がないといらっしゃっていません、ハックス将軍の護衛は自分がしますのでご安心を」
ハックス 「あぁ頼んだぞ、しかし今日はお前の出番はないかもな」
トルーパーを何人か連れて森のような場所を歩く、この先にこの星の国王が住むそれほど大きくはない城があるはずだった。
キー 「この星はなんだか変な感じがします」
ハックス 「変とは?」
キー 「なんだか心がザワザワします、誰かに見られているような」
ハックス 「この星には戦闘に優れた生き物はいないはずだ、気のせいだろう」
その時背後からトルーパーの叫び声が聞こえた、後ろを振り向いた時にはトルーパーが一人減っていた。
キー 「やはり何かいるようです」
気配は感じるのだが姿が見えない
トルーパー 「わっ!」
また一人トルーパーが消え他のトルーパーもパニック状態だ
キー 「落ち着け!集中しろ!」
ハックスを庇いながらキーは残りのトルーパーの統制を保とうとまずは敵を見つけることに集中した。
ハックス 「キー、どうなっている?」
木々を凝視するとキーは気がついた、木だと思っていた何本かは木に扮した人間のようだった。
キー 「トルーパー!まわりの木の幹部分を撃て!」
トルーパーはまわりにある木にブラスターを放ったその瞬間
民族 「うっ」「くそっ」
何本も木が声を上げ倒れた、そして撃たれずにすんだ者たちはハックスたちに向かってきた
キー 「少しお下がり下さい! はっ!」
キーは向かってくる葉っぱだらけの人間に素手で挑み気を失わせていく、生け捕りがいつものキーのやり方だ。
キー 「トルーパー、自分の背後を頼む!」
あらゆる場所から出てくる敵からハックスを守るためトルーパーと囲み残りを倒していく。
キー 《くっ、数が多いなっ》
みぞおち、首の後ろを突き気を失わせていくのだがブラスターを使うよりは手間がかかる。
しかしキーの動きは美しくそして機敏だ、どんどん倒れた木人間が増えていく。
キー 「はぁ、はぁ、ここは終わったようだな」
まわりが静かになったと思ったら少し離れた場所からわー!と騒いでいるのが聞こえた。
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作者名:chibamituki | 作成日時:2019年12月15日 11時