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キー ページ1

キーは素顔を誰にも見せない、顔を覆うものはカイロレンやファズマほどごつくはないがある程度の強度はありボイスチェンジャーも装備されている。
服装はカイロレンと似たような真っ黒なものだが彼よりだいぶ軽い素材でとても動きやすい。


ハックス 「キー、悪いが部屋までいつものお茶を持ってきてくれないか?」

キー 「承知いたしました」





ハックス 「キーのお茶は特別美味いのだが、入れ方に何か違いがあるのか?」

キー 「………」

ハックス 「お前が生まれた所では男でもお茶の入れ方なんかを習うものなのか?」

キー 「……………」


ハックス 「前から気になっていたのだがキーの素性を何も知らない、お前は無口だし、レンやファズマの顔は見たことあるがお前の顔は見たことがない、隠さなければいけない理由があるのか?」

キー 「………………」


ハックス 「…いや、無理に聞こうとは思わない、人によっては顔にキズがあるのが気になったり他にも理由はいろいろあるだろう、ただ1番長い時間一緒にいる人間の事を全く知らないっていうのもおかしい気がしてな」


キー 「………そうですよね、詳しくは話せませんが、自分が産まれた土地には特有のお茶があって皆毎日飲んでいました。でも自分は幼少の頃にそこを離れましたので入れ方などは自己流です」


ハックス 「そうか、ありがとう。」


正直ハックス将軍はいい上司だと思う、カイロレン以外には冷たい態度はとらないしわりと常識人だ。融通もきくし、なんというか、とても人間的だ。

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作者名:chibamituki | 作成日時:2019年12月15日 11時

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