もうひとつのお話し (ページ13)

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いざこざページ13

通路をハックスと歩いていると後ろからよく知る声が聞こえた。

レン「おい、お前何をやっている？」

《あぁ、ついに見つかった、まぁ隠れてるつもりもなかったけど》

ハックス「レン、キーラはレジスタンスのスパイなんかじゃない、それに知り合いなんだろ？」

レン「黙ってろ」

レンはハックスを威圧し黙らせた

レン「帰れと言ったはずだ」

キーラ「ハックス将軍がこのまま働いていいと言ってくれたから残ることにしたの」

レン「そんなのは関係ない、早く家に帰れ」

キーラ「家はもうないわ、両親だって死んだし」

それを聞くとレンは少し動揺したようだった。

レン「だからってここにいる必要はないだろ」

そう言うレンの声には先程まての威勢はなくなっていた。

キーラ「気がすんだら出ていくわよ」

子供の頃のようにふくれながら言うキーラを見てレンはタメ息をついた。

レン「傷は痛むか？」

レンはキーラの肩の保護用のテープを少しなぞりながら聞いた

キーラ「ちょっと、そっちじゃないでしょ？こっちの方が痛むわ！」

キーラは左手の手袋を外しレンによく見えるように手を上げた

レン「そうでもしないと帰らないだろ、それでもお前は帰ってくれなかったけどな」

ハックス「おい、キーラの左手はレンのせいなのか？」

キーラ「ライトセーバーで切られました、ヒドイですよね？」

ハックス「おい、いいかレン、もうキーラに近づくな」

レン「こいつから近づいてくるんだ、それにこいつはお前のものでもなんでもないだろ」

ハックス「キーラは私の秘書だ、キーラを傷つけるようなことは許さないからな」

そういい放つとハックス将軍はキーラを連れて足早に去っていった。

レン「あいつ、何様なんだ？」

その日、レンは一日中機嫌が悪かった。