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【シャインside】
《カチャ》
?「あら」
「…?」
ドアを開けて歩き出したとき声が聞こえた。
メ1「坊っちゃま、もうお目覚めですか」
メイドは、
僕に話しかけながらお辞儀をしてきたので
「修行がありますからね」
と答えながら、僕もお辞儀をした。
メ1「まだ病み上がりなんですから無理なさらないでください(汗)」
「大丈夫です…(はぁ…心配しすぎだよ…)もうだいぶよくなりましたから!十年もベットに横になってたんですからね」
「…そうだ…お父さんと兄さん達は?いつ戻られますか?」
メ1「二週間ほどは帰られないかと…」
「そうですか…」
(当分帰ってこないのか…)
《スタスタスタ》
僕は、無言で歩き出した。
メ1「やっと歩けるようになったのですから気をつけてくださいね」
………
メ2「やっぱ美しさは衰えてないわねぇ〜この歳であんな未成年のスマイルを拝めるなんて♥」
メイドと話し終わって廊下を歩いていると、
さっきのメイドと洗濯かごを持ったメイドの話し声が聞こえてきた。
メ1「無駄口はそこまで!
男の子が綺麗でなんになるってのよ!
刀ひとつ握れないなんてありえないわ!」
メ1「ただ美しい以外なんの取り柄もないただの男の子よ(笑)」
メ2「そうね(笑)ただの男の子!(笑)」
(…聞こえてるんだけどなぁ…)
「…修行しよっと!…」
そして僕は、歩く足を速めた。
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作者名:夜 | 作成日時:2017年2月16日 1時