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【博士side】
『…え?い、今ですか?』
博「はい。
少なくとも1時間以内には孵化するでしょう。
まずは皇帝にご報告を」
(困った…
間違いなくこのドラゴン2匹ともインペリアル級!
しかも、よりによってアルテリオン家が卵を手にするとは…)
(“アルテリオン”世界最強の武家…
こやつらに最強のドラゴンインペリアル級の卵を渡すわけには…)
(本来、皇室の血を引くもののみ飼えるドラゴン。
…私がいただくのも悪くはないな)
(……………)
(運の悪いガキどもめこの私に目をつけられるなんてな)
私は、2人の子供の肩に手を置き、
「ここからは私が孵化を見守りしましょう…
外でお待ちいただけるかな?」
と言った。
シャ「え…?見てちゃダメですか?」
『私たちも孵化を見守りたいです!』
「もちろんダメです。ここからは専門家の私が立ち会いましょう」
「『……わかりました…』」
《…バタン…》
2人は、おとなしく頷くと部屋から出て行ったのを確認し、
(残念だったな。
これでお前達は二度とこのドラゴン達を拝むことはない)
と考えながら、
椅子に腰を下ろして、孵化を待つことにした。
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文字数の都合上、次いきます!
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作者名:夜 | 作成日時:2017年2月16日 1時