30 ページ32
紫耀side
「ん？なんか、廉の体熱い？」
岸くんからちびれんを受け取って
和室に来たんだけど、何となく
廉の背中が熱い気がして…
「ちょーっとごめんねぇ」
廉「んん！やぁ！」
愚図り気味のちびれんを無視して
おでこに手を当てると
「ちょっと熱いかぁ…しんどい？」
廉「ないない！」
俺の質問はフル無視で
手をどけろと、俺の手の甲を
ペチペチと叩いてきた
「ごめんごめん、おててないないするね？」
そう言って手をどければ、ぐてっと
俺の胸に体を預けて
廉「しんどいっ…」
「しんどいなぁ」
そう小さく言葉を漏らした。
「寝れるんだったら寝ような」
廉「んぅ…けほっ、」
あぁ、咳まで出てきちゃったかぁ…
と思いながらとりあえず寝かせてあげるために
おんぶ紐に入れてあげてゆらゆらしながら
背中をトントン、と叩いてあげれば
俺の胸元の服をぎゅっと掴みながら
眠ってしまった廉。
「とりあえず、リビングに戻るか」
お布団に寝かせようかとも思ったんだけど
多分おんぶ紐から出したら起きるし…
第一、俺の服握ってるから
寝かせるのは無理だから…。
そう判断してちびれんをおんぶ紐に
入れたままリビングに戻るとびっくりした
顔で俺を見てくるメンバー
海「え、どうしたの？ちびれんは、寝てる、？」
「うん、寝てるのは寝てんだけど…」
神「うん？どうした？」
「多分、これぶり返したわ」
「「え？！ガチ？！」
「しー！廉起きちゃう！」
「「あ、ごめん…」」
もう！ぶり返してるって言われて
驚くなって言うのが無理なんだろうけどさ？
少しは声のボリューム考えて？
「いいけどさ」
岸「で、ぶり返してるってガチ？」
「ガチガチ。まぁまだ微熱っぽいけど、咳出ちゃってるし〜…」
と俺が言うと、あちゃーみたいな
顔をし始めた4人。
玄「しんどいね、それ」
「うん、多分、クリパはしゃぎ過ぎたんだと思う」
海「だよね、あんなに楽しそうにプレゼント開けて遊んで、ってしてたらぶり返すよね」
「うん」
大人の廉も体弱かったけど
幼児化して更に弱くなっちゃったらしく…
すぐ…でもないけど、割と遊びに出かけた翌日は
体調が優れない日が多いから…
クリパ、楽しかったんだろうね。
あんなに目をキラキラさせて喜んで楽しんでる廉
見たことなかったもん笑
玄「とりあえず、様子見、かな」
「うん、酷いようだったら病院連れてく」
という風に決まって俺は和室に戻った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 481人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさんこんばんは。ありがとうございます。おまけがあと数話続くのでそちらも楽しみにしてくださると嬉しいです（^^） (2021年1月13日 22時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - 完結おめでとうございます！！とても可愛くて死にました笑 (2021年1月13日 21時) (レス) id: fae571459f (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさんこんばんは。ありがとうございます。なるべく早く公開できるように頑張りますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2021年1月12日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 音さん» 音さんこんばんは。ありがとうございます。なるべく早く公開出来るようにしますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2021年1月12日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - こんばんは！完結おめでとうございます！ちびれん楽しみにしてますね♪これからも頑張ってください。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年12月7日 15時
