22 ページ23
岸side
「出来たぞ〜」
海「わ、ありがと〜」
廉の様子を確認しながらご飯を食べ進める
「「ごちそう様」」
2人同時に食べ終わって
食器を片そうと思ったら…
海「あ、岸くん俺片すから、廉の傍居てあげて？」
そう言ってくれて海人に後片付けを
任せて俺は和室で寝てる廉の所に戻った。
「良かった、まだ寝てる…」
そーっとなるべく物音を立てないように
和室に入れば廉はスヤスヤと可愛い寝息を
立ててて…
点滴のお陰で熱はそんなに今は高くないのか
ほっぺはそんなに赤くなかった。
けど点滴切れたらまたしんどいんだろうなぁ。
と思いながら起こさない程度に頭を撫でて
傍に座って寝顔を見つめてた。
＊
それから数分して海人が戻ってきた。
海「廉は…？」
「まだ眠ってるよ」
そう言えば安心したのか
「良かった」そう言って俺の隣に座った。
廉「んんっ…ふぇっ…」
「おぉ、どしたどした？」
海人が戻ってきてから数分して
ちびれんが起きたんだけど
起きた途端に泣き出しちゃって…
慌てつつも抱っこしてやれば
「あ、熱上がっちゃったかぁ…」
海「うわ、ほんとだ。冷えピタ変えるね」
さっきまで比較的熱くなかったけど
点滴が切れ始めてきたのか、また体は熱を
持ち始めていて…
しんどくて泣いちゃったんだな。
「よしよし、大丈夫だからなぁ」
そう言いながら背中をトントンして
その間に海人が冷えピタを張り替えてくれて…
「ほら廉、電車さんだよ？」
廉「ふぇっ…電車…」
「そう、ほら。手に持っとく？」
廉「あい…」
泣いてても電車さんを見せれば
少しだけ泣き止んでくれて…
電車を大事そうに抱えながら
俺の方にぐったりと体を預けてる廉。
海「れーん、ジュース飲む？」
廉(コクッ)
海人の問いかけに小さく頷いた廉。
その様子を確認して海人はマグストローに
ぶどうジュースを半分注いで
海「はい、どうぞ」
廉「あーと…」
廉に手渡せば、右手には電車
左手にはマグストローを持って
美味しそうにぶどうジュースを
飲んでる廉。
海「何が何でも電車は離したくないんだね」
「みたいだな笑」
ほんと廉は電車好きだなぁ。
いつか風呂まで持っていくかも知んねーな。これ。
なんて思ってたら…
廉「ないないしゅる…」
「お、全部飲めたか？偉い偉い」
空になったマグストローを
俺に渡してきて、また胸にぐったりと
顔を埋めてくるから、その頭を撫でてあげた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 481人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさんこんばんは。ありがとうございます。おまけがあと数話続くのでそちらも楽しみにしてくださると嬉しいです（^^） (2021年1月13日 22時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - 完結おめでとうございます！！とても可愛くて死にました笑 (2021年1月13日 21時) (レス) id: fae571459f (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 黒瀬 さくらさん» さくらさんこんばんは。ありがとうございます。なるべく早く公開できるように頑張りますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2021年1月12日 20時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 音さん» 音さんこんばんは。ありがとうございます。なるべく早く公開出来るようにしますので待っててくださると嬉しいです（^^） (2021年1月12日 19時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 さくら(プロフ) - こんばんは！完結おめでとうございます！ちびれん楽しみにしてますね♪これからも頑張ってください。 (2021年1月12日 19時) (レス) id: 6ea3f9f285 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年12月7日 15時
