一ノ瀬トキヤの妹は異能力者ですが……なにか？ (ページ5)

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よんわページ5

Aside

太宰さんと話しながら暫くすると
赤い雰囲気のあるビルの前に着いた

太宰)「さて、Aちゃん着いたよ」

聞くとここの４階が事務所らしい

A『いい感じの建物なんですね』

太宰)「ふふっそうだろう？入ろうか。」

エレベーターを登って４階に行き事務所の扉を開ける。

太宰)「ただいま～」

A『し、失礼します？』

事務所にいた人たちの視線が私に注がれる。まあそりゃそうか。

？？)「太宰ぃ……帰ってくるのが遅い！どこで道草くってたんだお前はっ！しかも隣にいるのは誰だっ！！」

太宰)「ごめんごめん国木田くん。ちょっ～と色々あったんだよ～。あ、この子は一ノ瀬Aちゃんね。異能力者だよ☆」

国木田)「……は？」

太宰)「うふふ。良い反応してくれるね。今回の事件を鎮めてくれたのは彼女なのだよ！」

太宰さんと知り合って間もないのにどうしてか固まっている国木田？さんに謝りたくなった。太宰さんってこんなに自由なの……

A『すみません。はじてまして。改めまして一ノ瀬Aです。いきなり来てすみません。太宰さんに聞きたいことがある、と呼ばれたもので…』

国木田)「あ、あぁ。なるほど。すまんなこいつが。」

A「あ、いえ。大丈夫です。」

国木田さんは理解が追い付いてきたみたいで返事を返してくれる。

国木田)「太宰……聞きたいことがある、と勝手に連れてきたのか？というか事件を鎮めてくれた？説明しろ。」

太宰)「はいはい。電話があったから私と敦くんで異能力者が暴走してるとこまで行った。というところまでは良いかい？で実際に行ったらその犯人は気絶してるし怪我をしている人たちもほとんどいない。そしたら、全部処理してくれたのが彼女だったのだよ。」