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「さぁ〜て。残りの書類もさっさと終わらしちゃいますか〜。」
大きな独り言を口を言いながら椅子に座ろうとした時だ。
「カケルー!!」
「!?」
絶叫のような千夜ちゃんの声が外から聞こえた。何事かと思い、急いで窓に寄り開け放つ。
「なに!?どうしたの!?」
ぼくが言えば、彼女は口元に手を添えながら大きく息を吸った。
「伝言ありがとー!!」
予想外の言葉で瞬きを数回し、気の抜けた声を出してしまった。よく見れば特に問題が起こった訳ではなく、ただ忘れていたお礼を律儀にしてくれただけのようだ。心配した自分が少し恥ずかしい。
「も〜、ビックリしたじゃーん!!本当に千夜ちゃ…」
「それだけー!!じゃあ急いでるから行くねー!!」
最後まで聞かずに彼女は走り出した。はぁ、とため息をつきながら、肘をつく。
「ほーんと人の話聞かないんだから〜。まぁ、何も無くて良かった。」
特にこれといってお礼を言ってもらうような事をしたわけでないのに彼女はお礼をわざわざ伝えてくれた。ただそれだけの事なのにとても嬉しくて、また笑みが零れた。
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チッチ(プロフ) - えりさん» ありがとうございます。できる限り頑張ります(*^^*) (2019年4月5日 23時) (
レス) id: d936061dcb (このIDを非表示/違反報告)
えり - おもしろいですこれからも更新がんばってください!! (2019年4月5日 20時) (レス) id: aeee45da2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チッチ | 作成日時：2019年4月5日 19時
