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明日締切の書類を片していた為に昼食を逃してしまった。そのまま夕食まで我慢するのは、育ち盛りの高校生男子には酷な話だ。食堂で何か軽く口にしようと自室を出た時、寮長である山田さんから声をかけられた。
「おっ、カケル良い所に!!」
「山田さんお疲れ様でーす。」
少し濡れている服から、先程まで風呂掃除をしていた事が分かる。そんな山田さんは申し訳なさそうな表情でモップの柄に顎を乗せながら俺を見た。
「カケル、悪いんだけど千夜に伝言頼めるか？」
「千夜ちゃんに？」
何やら急用が出来てしまい買い出しに行けなくなったらしい。ミナトっちも今日は用があるらしく無理なのだと山田さんは言った。
「リョーカイ!!伝えときますよん!!」
パチリとウインクすると、山田さんもウインクを返してきた。流石元プリズムキングだ。ただのウインクも破壊力がある。そんな事を思いながら、空腹を満たす為に食堂へ向かった。
「しまった。」
外を見ればもう日が傾いてきていた。つまり、眠ってしまったのだ。手元にはやり掛けの書類がまだ少し残っている。ため息をつきながら取り掛かろうとした時、まだ千夜ちゃんに伝言を伝えていなかった事を思い出す。早く伝えなければ、今晩の夕食は無しになってしまう。そうなれば自分もキツいし、何よりヤンキーや弟くんからのバッシングがキツイ。それを想像しながら重い腰をあげて千夜ちゃんを探す為歩き出した。
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チッチ(プロフ) - えりさん» ありがとうございます。できる限り頑張ります(*^^*) (2019年4月5日 23時) (
レス) id: d936061dcb (このIDを非表示/違反報告)
えり - おもしろいですこれからも更新がんばってください!! (2019年4月5日 20時) (レス) id: aeee45da2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チッチ | 作成日時：2019年4月5日 19時
