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あの日からちょうど1年くらい
俺は未だに彼女を作らず、過去の事を引きずってしまう
未練たらしいな…俺。
あの時、すぐに誤解を解いていたら…
あの時、Aに優しくしていたら…
何か運命は変わっていたのだろうか。
最近、そう思いながら歩くことが多い
「はぁ…」
何か仕事で行き詰まった時。
いっぱいいっぱいになった時。
いつもなら家で電気を消して考え事をする俺に
“外の世界の楽しさ”を教えてくれた
隣にいないAの温もり
失ったあとに気づくこの気持ち。
「はは、俺ってAがいねぇと何もできねぇな…」
“あっ…すみません!”
「いえ…」
女の人にぶつかってしまった
隣には男がいてすごくカップルっぽい
「あの…大丈夫ですか?」
「はい…すみません」
ここでもついそっけない態度をとってしまう
「ふふっ、良かったです」
「えっ…」
「それでは。」
ペコッと頭を下げて男の人の方に行ってしまった
俺の心に違和感が残る
「あの声…」
確かにAの雰囲気に似ていた。
俺は未だにAの面影を探しているのかもしれない
くるっと後ろを向いてみる
「やっぱり…」
その後ろ姿は明らかに俺の探していたAだった
2人の後ろ姿はとても幸せそうで手も繋いでいる
男の人がこっちを見た
すぐにAへと視線を戻したが、雰囲気が…
どこか、同じメンバーの與真司郎に似ている。
俺は追いかけることもできず
ただただ2人を見て、立ち尽くすことしかできなかった
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初の切ない系ストーリー;_;
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parufwe sweet(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます!!楽しんでいただけてなによりです。頑張ります! (2018年5月22日 14時) (レス) id: e362b46b7b (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - すごくきゅんきゅんします。続きが気になります。続きお願いします。 (2018年5月22日 11時) (レス) id: f83acd1f10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chiaaa | 作成日時:2018年5月21日 14時