家族のカタチ3

初めて見る姿 ページ32

赤side



望がリビングに逆戻りするから俺も慌てて追いかけた。







流星が体調を崩していることは望に言うてなくて俺が面倒を見る予定やった。








リビングに駆け込むと既に望は泣き出してて、その声が響いて辛いんか流星は顔を顰めていた。









赤「望…流星しんどいからまた今度3人でしょうや」









桃「嫌や！3人でするの！」









こうなってしまえば手の施しようがない。









望は根っからの末っ子気質で俺や流星がずっと甘やかしてたからこうやって周りを困らせてしまうことがある。








桃「りゅうはよ起きて！はよ！」








青「……っさい」









赤「流星それ以上はあかんって、！」









青「うっさいねん！何でもかんでも自分の思い通りになると思うなやっ」









緑「…流星先車乗ってなさい

のんちゃん流星の言う通りやで

のんちゃんもお兄ちゃんになったんやからあかん事とええ事ぐらいわかるやろ？」








ずっと黙っていたともちゃんが望にそう言って一緒に留守番を頼まれた。









2人残された部屋で望の泣き声だけが響いていて俺はどうすることも出来ずにいた。









何故かって流星があんなに怒った姿初めて見たんやもん…

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