メンバーなのにカラット！？-4- (ページ10)

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「えっ？」

無意識だった。

自分でもビックリするくらい自然に

奥にしまってた想いを口から出していた。

SG「あ、えっと。」

「やだ〜そんなかっこいい顔で言われたら勘違いしちゃうよ〜」

オッパはもっとアイドルの自覚持った方がいいよ

なんて笑いながら冗談だと受け止めてるAをみて

僕はなんだか

僕の中でなんだか

悪いものが滲み出てくるそんな気がした

ｷﾞｭｯ

SG「勘違い…してくれてもいいのに。なんでそんな余裕なの」

「っ」

僕は思わずAを抱きしめてしまった

「オッパ…？」

SG「Aにとって僕はただの推し？それともメンバー？」

何を聞いているんだろう

こんなこと聞いたってAを困らせるだけなのに

SG「僕はずっと…ずっとAのことが」

DK「Aー！！どこいったのー！？おーい！スングァナー！」

MG「さっきあっち見たけどいなかったんだよね〜」

DN「すぐ帰ってくるんじゃないですかー？戻りましょーよ」

すぐ目の前のドアをメンバーがワイワイと話しながら通り過ぎる

「っ。みんなが来てる」

けど僕は抱きしめる力を強くしてAを腕の中に閉じ込めた

SG「Aが好き。メンバーとしてじゃなくて…1人の女性として」

いままで怖くて伝えられなかったけど

苦しくて好きすぎて僕が僕でいられなくなる前に

SG「ぼくの傍にずっといてくれないかな。」

来年のクリスマスは僕だけのために時間をつかってほしい

「オッパ、、わたし…」

でもこれは僕のエゴだから。

Aの気持ちは大切にしたいから。

そんな表だけの理由で

SG「返事はすぐにじゃなくていいよ。ずっと待ってるから。」

こうしてまた、僕は逃げ道を作ってしまうんだ

「っ。。」

SG「A、メリークリスマス」

「…メリークリスマス」

DK「いたー！！Aはやくきてよぉ！ジョンハニヒョンが大変なんだよォ」

「おっとおっと、分かったから！引っ張らないで笑」

HS「A！スングァナ！みんなまってるんだからぁ！」

SG「わかったよー！笑」

けど結局

こうしてタイミングよく空気を読んだように声をかけてくれるみんなのことも

「オッパ、ありがと。」

いつだって相手の気持ちを考えてくれるAのことも

大切なんだ