メンバーなのにカラット！？-4- (ページ11)

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リーダーの風格ページ11

「オッパ？」

AM0:00

いつもは誰もいないはずのレッスン室に明かりが灯っていた

sc「お？Aじゃん、どうしたの？」

眠気まなこでもハッキリとわかるクプスオッパの姿

オッパはいつも考え事をしたい時や集中したい時に

このレッスン室にいることが多い。

オッパは何か1人で解決しようとする。

いつもそう。相談もしたがらない。

でも、そうだと分かっていても、メンバーだから

「また何かあったんでしょ〜。私には話せないこと？？」

sc「んー」

頼って欲しいのにな。

「ねぇオッパ、私ね、オッパがリーダーで居てくれて

ほんとに良かったって思ってるよ？

それに、今の私があるのは、オッパがSEVENTEENっていう

グループに私を快く受け入れてくれて、ここまで一緒に

歩んでくれたから。そう思ってる。

クプスオッパには、すっごく感謝してるんだ〜」

sc「っ。」

深刻だからこそ笑顔で。

そうかつてオッパが教えてくれたように、今度は私が、オッパが

行き詰まってたり苦しかったら笑顔で接するよ。

sc「Aってほんと…なんで騙されてくれねぇの？」

「んふふ」

sc「俺がｯ…頑張ってかっつけてんのにさｯ…涙」

整った綺麗な目からこぼれ落ちる涙。

きっと沢山悩んだんだろう。

また苦しくなる前に助けてあげられなかった。。

私はなんて無力なんだろう。

「オッパｯ…」

そう思ったら自然とオッパのことを抱きしめていた。

sc「ごめんｯ…」

「んーん、何も謝ることないよ、オッパは頑張ってるよ」

時が止まったようにオッパは何も言わずに泣き続けた。

「ん、、」

そして気がついたら朝が来て、朝日の眩しさで目が覚めた

sc「起きたな。おはよ。」

「えっ、オッパごめん！！重かったよね！」

sc「全然？むしろ軽すぎ。ちゃんと食べてんの？」

何故かオッパに膝枕されてる状態で頭が軽くパニック。。

ていうか朝からエスクプスさんの笑顔がかっこよすぎて心臓飛び出そうなんです。。

sc「ありがとな、一晩中そばに居てくれて。スッキリしたわ」

"よーし、宿舎もどるぞ〜"

この時のオッパの背中はやっぱり一生ついて行きたくなるような

リーダーの格好良さを纏っていた。