声量４％「実技試験」 ページ6
「広っ」
試験会場にて、誰かがそう言った。
「街じゃん！ 敷地内にこんなんがいくつもあんのか！ 雄英スゲー！！」
寺尺もそう思っていた。
もしかして、都会にはこんなもんが他にもいっぱいあんのかーーー！！！！ なんて考えている。
そんなわけない。
「ハイ、スタートー！」
「ん？」
「どうしたぁ！？ 実戦じゃカウントなんざねぇんだよ！！ 走れ走れぇ！！ 賽は投げられてんぞ！！？」
その言葉と同時に他のものは走り出した。
緑谷出久は出遅れていた。
「え……えええ！？」
その後、緑谷も走り出した。
これで全員、演習会場に入ったな、と思えばまだ一人___________
___________寺尺稔磁がまだ残っていた。
「おい、そこのアリンコ！！！！ お前らは力持ちだな！！！！ 飯運び頑張れよ！！！！」
寺尺は行列を作っているアリとお話をしていた。
「あれぇ？？ みんないねぇじゃねーか！？ 俺をほって行くなんてふざけんなぁぁあああ！！」
何分かして、皆がいないことに気づいた寺尺は思いっきり走った。
えっと、確か『敵』を壊せばいいんだよな……
因みに、寺尺は説明中、眠っていたので「敵がいてそれを倒せばいい」とだけ、他の受験者の者に聞いただけだった。
だから、四種類の敵がいるだとか、敵には
「よっしゃー！！！ 倒しまくってやるぜーー！！！！」
両手を握って空に上げる。
そう、口を大きく開けて笑いながら叫んでいると___________
「うわっ！？」
________寺尺の目の前には１Ｐヴィランが二体。
「おー！ これが言ってた『敵』か！！ これを多く倒した奴が勝ちなのか？？？」
わかっていない。
寝ていた寺尺が悪いのだがな。
「鉄くずがぁ。俺に勝てるとでも思ってんのか！？」
寺尺は両手を敵にかざした。
すると、敵は寺尺の手のひらにピタっとくっついた。大きなものなのに、軽々と。
「ふーっ。さすがに重てぇな〜……」
腕をプルプルさせながらも、仮装ヴィランを地面から浮かせて。
「アイハバ、鉄くず〜。アイハバ、鉄くず。アァァアアアアンッ！！！！！」
やってみたかっただけである。
『鉄くず』と呼ばれた仮装ヴィランはぶつかり合って粉々に砕け散った。
「よっしゃ！ 二体！！」
寺尺は次々と仮装ヴィランを壊していった。
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わらびもち(プロフ) - ぬぬさん» コメントありがとうございます！題名どうしようか悩んでるんですよー…ちゃんと題名決めたいですw (2018年5月15日 19時) (
レス) id: 89405ee6fb (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬ - おお！題名変わりました？w (2018年5月14日 0時) (レス) id: 291d425409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらびもち | 作成日時：2018年5月12日 19時
