声量３％「入学試験」 ページ5
「来た……！！」
俺の前には門というより、大きなゲートのようなものがあった。
その横には、『雄英高等学校入学試験会場』と書かれた板があった。
今日、俺は『雄英』一般入試の実技試験に挑むぜ！！！
「すげー！！ 俺ホントに来たんだ！！！ すげーー！！」
まだ受かっていないし、試験も受けていない。
でも、田舎者の俺がこんなすごいところに来た、というだけでテンションが上がってくる。
「あ、寺尺くん。ヒーローになってから会おうって約束したのに会っちゃったね」
「緑谷じゃねーか！！！」
相手は微笑んだ。
確かに、約束したのに今、会っちゃったな！！
「どけデク！！」
「かっちゃん！！」
「俺の前に立つな殺すぞ」
「お前は『ヘドロ』ん時の半べそ野郎！？ てか、俺は無視かよ！！！」
「うるせぇ」
そういうと、爆豪は俺達を横目に先に歩いて行った。
「おい、爆豪！！！ 緑谷ぁ！！ お互い頑張ろうな！！ 待てよ爆豪ーー！！！ 俺、会場の場所知らねぇから一緒に行こうぜーーー！！！！」
爆豪においつき、隣を歩くと「チッ」と舌打ちされた。
「まぁまぁ、ボッチ同士仲良くしようぜ！」
俺が歯を見せてニッと笑うと、「は？」という表情をこちらに向けた。
お、俺、めっちゃ嫌われてる……
場所は変わり、実技試験の説明室。
「今日は俺のライブにようこそー！ エヴィバディセイヘイ！！」
「ヘイ！！！！」
俺しか言わなかった。
なんだ、ここにいる奴全員ノリ悪いな……
いや、違う！ こいつらは、英語の意味がわからなかったんだ！！！ そうかそうか、俺が天☆才すぎただけだったのかーーー！！！！
「ノってくれたのはお前が初めてだぜ、サンキューな！ 実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ！！ アーユーレディー！？」
「「ＹＥＡＨＨ！！！」」
その後、言葉通り、説明をしてくれた。
俺は途中の記憶がなかった。べ、別に寝てたわけじゃねーからな。
「俺からは以上だ！ 最後にリスナーへ我が校の"校訓"をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン＝バナパルトは言った！ 『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と！！」
「はっ、危ない寝てた……！」
い、いや……寝て……ない、ぞ。
「"Plus Ultra"！！ それでは皆良い受難を！！」
何それカッケーーーーー！！！！！
とうとう始まった試験。
筆記試験はおいといて、実技試験は頑張るぞ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わらびもち(プロフ) - ぬぬさん» コメントありがとうございます！題名どうしようか悩んでるんですよー…ちゃんと題名決めたいですw (2018年5月15日 19時) (
レス) id: 89405ee6fb (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬ - おお！題名変わりました？w (2018年5月14日 0時) (レス) id: 291d425409 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わらびもち | 作成日時：2018年5月12日 19時
