声量１４％「硬兄ちゃんとは」 ページ16
硬兄ちゃんとは、寺尺が子供の時、よく遊んでくれてた近所のお兄さんだ。
五年前、寺尺が１０歳のときここに引っ越した。当時の硬は２２歳。大学を卒業し、職を見つけるために都会に出たのだろう。
そして、寺尺はそんな硬兄ちゃんが住んでいるマンションにいそうろうしている。
「今日はこんなことがあったんだよ！！ いきなり、除籍とか言われてビックリぜーー！！！まぁ、俺が最下位になるわけねーんだけどな！！！」
寺尺は今日あった出来事を、硬に話していた。
「へー。誰も除籍されなかったってのはよかったじゃねーか」
「でもあぁ、相澤へんへー、べふに、悪いやちゅじゃねーんだぜ」
「口に飯入れたまま喋んな。女にモテねーぞ」
「じゃあ、硬兄ちゃん食べ方綺麗なのに、彼女いないのはなんでだ？？？？？」
硬には彼女がいない。
事実ではあるが、さすがに頭にきた。
寺尺はこういうことを『悪い』と思って言ってない。思ったことをすぐに言う馬鹿というだけ。
「あんまり思ったことすぐに言うなよ。女にモテねーぞ」
「さっきから、女、女って、硬兄ちゃん彼女いないこと気にしてんのか？」
「あーぁ！！ 気にしてるよ！！！ 悪いか！？？」
基本、クールな彼女募集中の硬兄ちゃんであった。
そして、次の日。
午前は、必修科目・英語などの普通の授業。
昼は、大食堂で一流の料理を頂ける。
その料理はクッソ美味かった。
そして、午後の授業。
みんなが待ちに待っていた授業_________
_________ヒーロー基礎学！！！
「わーたーしーがー！」
「来っ」
「普通にドアから来た！！！」
いつものように、ＨＡＨＡＨＡと笑いながらやってきたオールマイトは画風が全然違った。
「ヒーロー基礎学。ヒーローの素地をつくる為、様々な訓練を行う科目だ！ 早速だが、今日はコレ！！ 戦闘訓練！！！」
戦闘訓練……！！
その訓練は、入学前に送った『個性届』と『要望』の沿って作った
「恰好から入るってのも大切なことだぜ少年少女！！」
思った通りの感じになってんじゃねーか！
「自覚するのだ！！ 今日から自分は________ヒーローなんだと！！！」
皆は自分の戦闘服に身を包みグラウンド・βにやってきた。
「さあ、始めようか。有精卵共！！！」
声量１５％「ヒーロー基礎学……なんだけど……」→←声量１３％「個性把握テストろくっ！」
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わらびもち(プロフ) - ぬぬさん» コメントありがとうございます！題名どうしようか悩んでるんですよー…ちゃんと題名決めたいですw (2018年5月15日 19時) (
レス) id: 89405ee6fb (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬ - おお！題名変わりました？w (2018年5月14日 0時) (レス) id: 291d425409 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらびもち | 作成日時：2018年5月12日 19時
