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「最近ねえ、すこーしだけ不安だったの」
彼が話してくれたから、私も自分の想いをきちんと伝える
「私は普通のOLだけど、としみつはそうじゃないでしょ？周りに沢山可愛い子も綺麗な人もいるし、正直いつ離れられちゃうんだろうって思う時もあった。もう付き合って長いし、飽きられてたら、って最近は考えちゃってたかもしれない。」
はじめは動かないでそのまま私の話を聞いていたけど肩を掴まれて向かい合う形になって、お互い何も身につけていないのに至近距離で目が合う
『……こわいな』
「え？」
『Aが居なくなるのこわいなって、想像して怖くなったげ』
目を合わせたまま彼は話してくれた
『普通の男の方が、Aは幸せなんじゃないかなとか、俺は何もしてあげられないから、堂々と二人で出掛けたりもあんまりできんし、じゃあいっそ、っても思ったけど…』
"俺は絶対に離れたくなかった、離すつもりなんてなかった"
しっかりとしみつの言葉で伝えてくれた
お互いにただ思ったことが話せていなかっただけだったみたいだ
話してしまえば、私だって絶対に離れたくないし、離すつもりもない
こんな愛しい人、他にいない。
『なあ、A…結婚しよう』
「!?」
『絶対に離さない、一生離れるつもりなんてない。俺にはAしかいない』
こんなとこでこんな格好でいうとは思ってなかったけど、と彼は笑う
「…いいの？としみつのお嫁さんにしてくれるの？」
『なってって言っとるがや…っていいの!?』
NO、なんて言うわけない
「うん、としみつのお嫁さんにしてくださっ…！」
言い切る前に思い切り抱き寄せられる
お風呂に入っているからか、体温が高いし、としみつの鼓動が直接聞こえる
『ありがとう…絶対幸せにする…これからは出来るだけ言葉で伝える』
「…私もあまり言わないけどね、としみつ、一番好きよ、誰にも渡したくなんかなかったし、不安になったって一緒に居られるだけで幸せ。そう思ってたからずっと離れなかった。好き、大好き。」
としみつも私も少し涙目だ。いや、私は泣いている。
裸のまま抱き合って口付ける。
この人しかいないんだと実感する。
お風呂の中で酸素が薄いから苦しいけどとしみつはそんなの気にせずキスの雨を降らす。
『好き…A愛してるよ、ありがとう』
「としみつ…っはぁ…逆上せちゃうよ…一回上がろう…」
『もうちょっとだけ…』
しばらくの間浴槽で彼からのキスに溺れた
end
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ぴー - めちゃくちゃ面白いです！てつや推しなので続き楽しみにしています！ (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 59f63f878e (このIDを非表示/違反報告)
どきんちゃん(プロフ) - とても面白かったです！更新を楽しみにしてます(^O^) (2019年7月3日 22時) (レス) id: ba9a14801d (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - てつやさんのお話、とても面白かったです！もっと読みたくなりました！またオレンジ作品をよろしくお願いします！ (2019年3月30日 1時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
chi21(プロフ) - かなと様 再度大変失礼しました。変更いたしました。 (2019年3月21日 22時) (レス) id: 54f7071578 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - まだ外れておりません。コメント欄の上、設定キーワードの一番右にオリジナル作品とあります。再度編集画面をよく読まれて下さい (2019年3月21日 21時) (レス) id: c596c0896b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どら | 作成日時：2019年3月21日 20時
