第六章 結末 ページ24
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………あれから、一週間が経った。
Aは証拠不十分で釈放され、大毅は意識を取り戻した。
警察はAを連れ、大毅のいる病院に向かう。
警察が来ることを知らない大毅、望、流星は、いつものように仲良く喋っていた。
「まさか、神ちゃんに彼女がおったとはな〜」
「最近、付き合い悪いからさ!たこパも、誘うん苦労したで」
「ああ………」
大毅がニコニコしているのを見て、望と流星は顔を見合せた。
「しげ、あれからAと会った?」
「あれからって?」
「目、覚めてから」
「……Aから、何も連絡ないねん」
大毅は、何かを考えて、小さく呟いた。
「なんで俺、生きてるんやろ」
その声は、二人の耳にも届いた。
「なんでって?」
「え?あ、えー、と、ほら、左胸刺されたのに、さ」
「あれ、しげは知らんの?」
「何を?」
「しげ、右胸心やねんて」
「………右胸心?」
大毅自身は、自分の心臓が左胸にあると思っていたようだ。
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永瀬桃歌(プロフ) - 続編希望です! (2015年4月25日 20時) (レス) id: d71b0a2a0d (このIDを非表示/違反報告)
ほな(プロフ) - 続編希望です! (2015年4月13日 0時) (レス) id: 48c6f2510f (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編希望です!待ってます。 (2015年4月12日 23時) (レス) id: 9ef91b93ac (このIDを非表示/違反報告)
きょーやん(プロフ) - 続編 希望です!! (2015年4月12日 12時) (携帯から) (レス) id: 88f04c72c8 (このIDを非表示/違反報告)
重畑もえ。(プロフ) - 完結おめでとう!!!!! すんごい面白かった!!! そろそろ私も小説更新しなきゃと思いました笑 (2015年4月12日 10時) (レス) id: 51a9210bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はゆな | 作成日時:2015年3月16日 13時