LoveStory-20 ページ20
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公輝「えー！！ちひろちゃんに告白！？」
里穂の家で鍋をするって言うから来てみたものの、
公輝のテンションがやけに高くて
なかなか話しずらい。
竜一「なんかもう止まんなかったんだよ。しょうがないだろ。」
公輝「で？ちひろちゃんの反応は？」
あの後の記憶は
もう思い出したくもないくらいに
そっけなく終わってしまった。
寒い夜にポツンと取り残された自分を思い出して
すごい惨めな気持ちになった。
竜一「撮られるからって……
こっちを見向きもせずに走って行った。」
里穂「まあ、そんなとこだよね。
ちひろ、男経験ないし。」
"そういう里穂はあるのかよ〜"
公輝がいじって言い合いになって。
全てがありふれているのに
俺の心はいつまでもあの夜に戻っていって。
気持ちだけ過去に戻ってる。
里穂「まあ竜一、良かったんじゃない？
本当にもう会えないかもしれないんだし。」
公輝「でもさ、竜一連絡先登録させたんじゃないの？」
里穂「ちひろが連絡すると思う？
相手はトップモデルなんだよ？」
連絡するすべは沢山あって、
里穂にお願いしたり、桑安さんに伝えてもらったり。
けど、あえて今里穂がその術を言わないってことは
自分で未来を切り開けって意味なんだと思う。
竜一「なあ……また会うことってできると思う？」
里穂と公輝は少しの間渋い顔をしてこっちを見た。
里穂「本当に好きなら、
努力するんじゃない？」
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作者名：ちい | 作成日時：2015年8月19日 22時
