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side_Juri
「…いってぇ」
口の中が切れたのだろう、血の嫌な味が
口内に広がる。
あの野郎…あの黒髪イケメン、喧嘩なんか
できなさそうな面してかなり強かった。
あの後、しばらくやり合っていると運悪く警官に
見つかり、結局、勝敗決まらず別れてしまった。
いつもならむしゃくしゃするはずが、
しかし今日はそんな気分一切なかった。
むしろ少し気分がいい。
小道を抜け、"第3倉庫"と書かれた倉庫に入る。
ペンキは剥がれ、鉄部分は錆び、いつ壊れても
おかしくないような廃墟と化した倉庫の中には
すでに2つの人影があった。
「遅かったね、樹」
俺の姿を見て手を上げたのは�眞詫ジ磧�
満面の笑みを浮かべているが、俺はその笑顔が
少し怖かったりする。
というのも、こんな人懐っこくていい人そうな
顔をしているが、彼はおそらく俺よりも酷く、
冷酷で、残酷だ。
本気になれば俺より強いだろう。
たぶん、何かきっかけがあれば人を殺すことも
厭わない。
「どうしたの？そのケガ」
そんな�眞呂硫�に座るのがジェシー。
�眞呂曚匹任鰐気い�彼もなかなか強い。
「喧嘩」
「…にしては機嫌よくない？」
「なんかいいことあったんだ」
「まあね」
「女？」
「ちげぇよ」
そんなくだらないことじゃない。
彼はそこら辺の女なんかと比べられないほど
綺麗な人だった。
あの怯えた顔を快楽で歪ませたい。
透き通る白い肌に紅く俺の印を残したい。
キスだけであんなにそそられたのは初めてだった。
「…樹、ニヤけてる」
「あぁ、わりぃ」
「別に何してもいいけどさ、
自分がアタマだってことは忘れないでね」
�眞呂呂修Ω世辰堂兇量椶料阿泙罵茲�
立ち止まった。
「わかってる」
「…隣町の奴ら、なんか企んでるよ」
「は？…隣町はこの前傘下になったじゃねぇか」
「ナメられてんだよ。どうする？」
「…潰す」
俺に逆らうことは、許さない。
そしてそれは、彼も例外ではない。
.
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Ab - Chewing gumすごく面白かったです！ 一番好きな部分は樹がいなくなったあとのきょもほくの部分です！ 終わり方は本編の方が好きだけど、おまけのもとても悲しいというか…切ない気持ちになりました！読み終わってしまったので、続編期待です(*´∇｀) (2020年6月4日 22時) (
レス) id: e4fda0cb3d (このIDを非表示/違反報告)
りー、(プロフ) - 完結おめでとうございます!!すごく引き込まれて、最後号泣しました、、また読ませていただきます！ (2020年4月27日 0時) (レス) id: 58a48f28a2 (このIDを非表示/違反報告)
E2pcw68JoClAW94(プロフ) - 最後に素晴らしい作品と出会えてとても嬉しく思っています！！新作も読ませていただきます！ (2020年4月2日 9時) (レス) id: 73e14c48e0 (このIDを非表示/違反報告)
E2pcw68JoClAW94(プロフ) - 完結おめでとうございます！どちらの終わり方もきょもと樹らしい終わり方だなと思います！44の最後の細身の男性は誰だったのか気になります。慎太郎なのかなと思う気持ちと細身だから違うのかという気持ちがあり、気になってしまい質問させていただきました！ (2020年4月2日 9時) (レス) id: 73e14c48e0 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 完結おめでとうございます。そして素敵な作品をありがとうございました。きょも樹が大好きでこの作品は特に引き込まれました。ぜひまた機会があればきょも樹の作品を作って欲しいです。これからも頑張ってください。 (2020年3月6日 0時) (レス) id: d7589ab1a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいか
| 作成日時：2019年9月15日 16時
