そうだ、イタリア行こう。〜帰る〜 ページ34
まあ、なんやかやあって、今は4人で団子を頬張っている。
アント「美味いわぁ！」
(今日のはいい感じですね)
ロヴィ「ハッ、Aに比べたら全然出来てねーな」
フェリ「ヴェ……」
それぞれ団子を口に運びながら、四者四様の反応を見せていた。
ーーーーーー
アント「次作る時は親分も呼んだってな〜！」
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ロヴィ「きょ、今日のも美味かった」
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フェリ「Aちゃん笑ってえぇ〜」
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ロヴィ「ピッツァの作り方、教えてやる」
ーーーーーー
アント「Aちゃんチュロス食うか？」
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ロヴィ「トマト採りに行かねーか？」
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と、こんな感じでAのイタリア滞在期間は過ぎて行き、ついに帰る日がやってきた。
フェリ「CiaoAちゃん！」
ロヴィ「……Arrivederci」
アント「Nos vemos！」
A「皆さんありがとうございました！」
口々に別れの言葉を述べ、手を振って、Aは駅に入る。帰路の移動は高速列車のつもりだ。
A「この列車に乗ればいいはずですね」
現在進行形で楽しい時、嬉しい時は疲れを感じにくい。遊園地に行って、遊んでいる時は元気でも、帰り始めた途端どっと疲労が襲ってくる。
Aも例に違わず、列車に乗り込み席を確保するなり眠気に負けてしまった。
ーーーーーー
「＿＿？」
A「……え？」
「Entschudigen Sie mich bitte. お休みの所を失礼、お嬢さん。あなたが降りる駅はここでは？」
Aが目を開けると、優しそうな初老の男性が微笑んでいた。見たところ "一般" の人で、ゲルマン系の顔立ちだ。
A「すっ、すみません！」
自分が座っている事で男性の席を取っている、と解釈したAは慌てて席を立った。日本でいうところの新幹線の指定席システムのような物で、この男性はAと入れ違いでここを予約していたのだろう。
A「教えていただきありがとうございます！」
Aは勢いよく頭を下げ、慌ただしく列車を下りていった。
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Ciao(イタリア)…こんにちは、さようなら
Arrivederci(イタリア)…また今度
Nos vemos(スペイン)…近いうちに
Entschudigen Sie mich bitte(？)…もしもし←Excuse me 的な呼びかけ
優しいおじさまはモブです。
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いべりあ〜の(プロフ) - 現在ちょっとずつ書き直し中。そのため書き方や呼び名などに多少の差あり。特に後半はまだ書き直してないため、小説の書き方にのっとっていない場合があります。 (2017年7月31日 12時) (
レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高！ - コリュコリュさん» コメントありがとうございます！ロヴィの描写頑張ったので光栄です！ (2016年12月6日 20時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
コリュコリュ - めっちゃ面白いです！ローマノが可愛すぎます！！！ (2016年12月6日 15時) (レス) id: 0acbc62813 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高！ - うわあ！コメントが！ありがとうございます！！生き返ってくださいっ！ (2016年11月15日 21時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
りあ - もう、最高過ぎてし…ぬ… (2016年11月15日 16時) (レス) id: 6b887208f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いべりあ〜の | 作成日時：2016年9月6日 21時
