そうだ、イタリア行こう。〜パースターー!〜 ページ29
お昼は、ロヴィーノが作った。お昼がまだであり、フェリシアーノが作ることになっていると聞くと、自分が作ると言い出したのだ。
ロヴィ「で、出来たぞこのやろー」
目を泳がせながらAの前にパスタを置き、お前はついでだと言いつつもフェリシアーノの前にも同じものを置く。
A「わぁ……綺麗……」
地味でも派手でもなく、絶妙な色合いで盛り付けられた料理がそこにあった。綺麗。まったくもうこの兄弟は。
A「ありがとうございます!」
盛り付けに感動したため、目が輝いている。そのキラキラおめめで上目遣いなんかするもんだからひとたまりもない。
ロヴィ「うっ……」
ロヴィーノはブンッとすごい勢いで顔を背け、何処かへ行ってしまった。
A「?」
フェリ「兄ちゃんのパスタは美味しいよ? 早く食べよ?」
食べ始めないAを不思議に思ったのか、フェリシアーノが顔を覗き込んできた。Aはハッとしてパスタを口に運ぶ。
A「ふむっ……!」
想像していたのよりずっと、美味しかった。別にまずいと思っていたわけでは無いが。口の中に広がる味が、なんとも言えない素晴らしさだ。多すぎるかと思ったトマトの酸味がいいアクセントになっている。Aはあっという間に完食してしまった。
ーーーーーー
A「ロヴィーノさーん? パスタ美味しかったですよー! ごちそうさまでしたー!」
家の何処かに居るであろうロヴィーノに、向かって、声をかける。だって、探しても見つからないんだもの。
それに答えるように、とても小さく呟いた影が一つ。
「なんなんだよ……こんちくしょー……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
指摘は参考にしたいのでどんどん欲しいです。
けど、理不尽な悪コメには 敬意をもって返させていただきます
ふぉう!お気に入り8人!頑張る!
2016.10.28
評価6にお気に入り13!うふふ♪
2016.10.30
そうだ、イタリア行こう。〜こしあん〜→←そうだ、イタリア行こう。〜チュロスとピッツァ〜
52人がお気に入り
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いべりあ〜の(プロフ) - 現在ちょっとずつ書き直し中。そのため書き方や呼び名などに多少の差あり。特に後半はまだ書き直してないため、小説の書き方にのっとっていない場合があります。 (2017年7月31日 12時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高! - コリュコリュさん» コメントありがとうございます!ロヴィの描写頑張ったので光栄です! (2016年12月6日 20時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
コリュコリュ - めっちゃ面白いです!ローマノが可愛すぎます!!! (2016年12月6日 15時) (レス) id: 0acbc62813 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高! - うわあ!コメントが!ありがとうございます!!生き返ってくださいっ! (2016年11月15日 21時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
りあ - もう、最高過ぎてし…ぬ… (2016年11月15日 16時) (レス) id: 6b887208f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いべりあ〜の | 作成日時:2016年9月6日 21時