そうだ、イタリア行こう。 〜道中〜 ページ20
(今日は待ちに待った、フェリシアーノさんの家に遊びに行く日です……!)
小さめのトランク片手に、ヨーロッパの地を歩いているのはA。
少し前にイタリア観光の約束を取り付け、今日が正にその日なのだ。
先日、楽しみすぎてほわほわしていたら、菊に「そんなに楽しみなんですね」と言われてしまった。
その菊は、どうも急用が入ったらしく、イベリア半島までは送ってくれたが割とすぐに帰ってしまった。何故か、イタリア直通ではなくここに来て欲しいとフェリシアーノから連絡があった。
というわけで、Aはせっせと待ち合わせている港へ向かって歩いている。
道中、Aはいろいろな人に会ったが、1人だけ、自分と同じ人に会った。というか見かけた。
ーーーーーー
Aが菊と別れてからそんなに経っていないとき。
A「ええと、こっちの方向にまっすぐ行けば山脈ですよね」
イベリア半島を歩いていた。
(それにしても広いですね……私の家ではこんなに広い農地、まずお目にかかれません)
Aの家、という名の島は、とにかく小さい。
ある農地で、木陰になっている所に、Aはハンモックがかかっているのを見つけた。誰かそこでくつろいでいるようだ。
?「 Roja と ーーーー のRojigualda 〜♪」
茶髪の男性が、仰向けに寝転がり、頭の後ろで手を組んで、ご機嫌で歌っている。
影になっている上、顔があちら側を向いているので表情は見えない。
Aは、低くて明るくて、とても良い声だと思った。そして、なぜかわからないが、この人は自分と“同じ”だと感じた。
どこの国の人だろうと考えている内に、山脈にだいぶ近づいていた。
フェリ「お〜〜〜〜い!! Aちゃ〜〜〜〜ん!!」
フェリシアーノが手を振っている。
そのフェリシアーノの近くには、おしゃれな……とてもおしゃれな船があった。
フェリ「こっからは船で行くよ〜」
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いべりあ〜の(プロフ) - 現在ちょっとずつ書き直し中。そのため書き方や呼び名などに多少の差あり。特に後半はまだ書き直してないため、小説の書き方にのっとっていない場合があります。 (2017年7月31日 12時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高! - コリュコリュさん» コメントありがとうございます!ロヴィの描写頑張ったので光栄です! (2016年12月6日 20時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
コリュコリュ - めっちゃ面白いです!ローマノが可愛すぎます!!! (2016年12月6日 15時) (レス) id: 0acbc62813 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高! - うわあ!コメントが!ありがとうございます!!生き返ってくださいっ! (2016年11月15日 21時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
りあ - もう、最高過ぎてし…ぬ… (2016年11月15日 16時) (レス) id: 6b887208f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いべりあ〜の | 作成日時:2016年9月6日 21時