歓迎 ページ19
アルフレッドの質問は無尽蔵。
どんだけ興味があるんだろうか。
いや、いつも通りか。
まあさすがに、アルフレッドも満足したようで矢継ぎ早に質問を繰り出さなくなった。
と、そこへアーサーがやって来た。向こうでは、フランシスがたんこぶをつくってぷしゅーとのびている。
アサ「アル、いつまで話してんだよ。
……A、ちょっとこっち来い」
頭の上にはてなを浮かべているAを連れて、丸テーブルに向かう。
フランシスで暴れて、だいぶ冷静になったようだ。椅子を引いてAをエスコートするという、紳士な行動もしっかりとみせた。
A「ありがとうございます、アーサーさん」
アサ「……ああ」
いつの間にか復活したフランシスも含め、部屋内の全員が丸テーブルに集まる。
「「「おめでとう!」」」
9人がそう言うと同時に、パーティー用の小さなクラッカーが鳴らされる。
アサ「菊の妹だから、特別だかんな! ……別に、__」
他にも何か言っていたような気がするが、長いので割愛。
アーサーを皮切りに、他の人達もつぎつぎと話しかけてきて、賑やかな談笑会になる。
だが、何かの理由でアルフレッドとフランシスがアーサーを怒らせ、またしても鬼ごっこを始めた。
イヴァンがニコニコ笑いながらマフラーをうごめかせ始め、耀は謎の爆発を起こして軽く吹っ飛んだ。
フェリシアーノはルートヴィッヒによじ登って怒られた挙句あろうことかそこでシエスタしてしまい、困り顔と諦め顔と優しい表情が混ざってなんとも言えない顔になったルートヴィッヒに降ろされていた。
菊「国デビューですね、A」
A「はい。……止めなくてよろしいのですか?」
菊「いつものことですから」
苦笑しながら菊が答える。慣れというものは恐ろしい。
結局その日はぐだぐだと終わった。
Aは全員に気に入られたようだ。
会議とは。
ーーーーーー
?「おめでとう」
A「!」
マシュー「あ、ごめん。びっくりしたよね。僕、影うすいから……。マシュー・ウィリアムズ。カナダだよ。こっちはクマ左衛門さん。よろしくね」
A「沙蓮国、Aです。マシューさん、クマ左衛門さん、よろしくお願いします」
クマ「クマ次郎ダ……」
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いべりあ〜の(プロフ) - 現在ちょっとずつ書き直し中。そのため書き方や呼び名などに多少の差あり。特に後半はまだ書き直してないため、小説の書き方にのっとっていない場合があります。 (2017年7月31日 12時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高! - コリュコリュさん» コメントありがとうございます!ロヴィの描写頑張ったので光栄です! (2016年12月6日 20時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
コリュコリュ - めっちゃ面白いです!ローマノが可愛すぎます!!! (2016年12月6日 15時) (レス) id: 0acbc62813 (このIDを非表示/違反報告)
スペイン親分最高! - うわあ!コメントが!ありがとうございます!!生き返ってくださいっ! (2016年11月15日 21時) (レス) id: c03c00c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
りあ - もう、最高過ぎてし…ぬ… (2016年11月15日 16時) (レス) id: 6b887208f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いべりあ〜の | 作成日時:2016年9月6日 21時