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206._私にとっての ページ11

思い付くのは……ホテルにはクラピカの仲間がいる。彼らは"仲間の場所"を占いかその他の方法を使って突き止めたのかもしれない。それなら場所を変えるようにクラピカが電話をした直後、走り出したともみえる。…なら、現在進行形で、位置を把握している能力がある。たぶん、コルトピ。仲間から鎖野郎の情報を聞き出すためなのかもしれない。そう考えるとパクノダが前方に行ったことも頷ける。

…仲間からクラピカの情報が漏れれば、鎖野郎とクラピカの繋がりができてしまう。パクノダを追って足止めをするべきか…。パクノダがいなければクラピカを見たところで鎖野郎とは分からない。……いや、どちらにせよクラピカと旅団が正面を切れば分かってしまう。

パクノダが戻ってくるまでにも猶予がある。
……最悪なのは、この場でクロロとクラピカが対面し、巻き込まれる形でキルアとゴンも戦闘になること。

ここを離れることはできない。

残ったクロロ、マチ、シズクは数10m先にいる筈のゴン、クラピカを警戒している。…見逃す訳はない。

3人が一歩でも足を動かしたなら…止める形で出ていくしかない。

「!」

3人が一同に同じ箇所を見た。私も直ぐに視線を追う。眼を見開いた。

「ごめんなさい!!もう追っかけないから許して下さい!!」

ゴンだ。ゴンは両手を上げ敵意はないと証明するように声をあげる。……どうして。いや、クラピカを守るため、か。ゴンは旅団に一度捕まっており、面識がある。そのときにクラピカを知らないことは証明済み。……でも、危険だ。なぜなら、ここにはあのときいなかったクロロがいる。

だが、確かに……私が出ていってもどうしようもなかった。"マナ"として出ていけば結局新たな敵として3人に対処される。その間にゴン達が逃げたとしても、私は捕まりパクノダに記憶を読まれる。私は全てを知っている。つまり、全てが瓦解してしまう。……その前に拘束する段階でAだとバレるだろう。
逆に"A"として出ていけばクラピカが私に敵意を向け、姿を現してしまう。……これは本末転倒だ。

だからゴンの行動はこの場で限りなく"私にとっての"最善に近い。……だから、私の心に影を差す。

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JRPG(プロフ) - また、いつもコメント本当にありがとうございます。ここまで読むのもなかなか大変だと思います…。全然レスをしてないのですが、ちゃんと読んでいますのでどうぞこれからも楽しんで頂けたらなぁと思います。 (2022年12月6日 11時) (レス) id: 32ca7a2207 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。気付いたら話数が足りなくて続編にいきました。なんだかんだグリードアイランドもそれなりに書きそうな予感がしてます。それと、書き直し版(仮名)ですが数話分はできています。この速さに自分が一番驚いてます。 (2022年12月6日 11時) (レス) id: 32ca7a2207 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 更新ありがとうございます!パクの想いが染みすぎて、、本当にいつもありがとうございます♪ (2022年11月21日 17時) (レス) @page35 id: da53461c26 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 更新される度味わいながら読ませて頂いてます。この作品が本当に大好きです。これからも陰ながら応援しています。 (2022年11月21日 1時) (レス) @page35 id: 310888c201 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。いよいよ佳境です。前回同様、書いてすぐ投稿してるので可笑しいとこあったらあとで直します。とりあえずバンバン上げていきたいです。 (2022年11月16日 0時) (レス) @page28 id: 32ca7a2207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:JRPG | 作成日時:2021年10月16日 19時

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