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187._フェイク ページ41

「…ヒソカは旅団の頭、団長と闘うために旅団に入ったそうだ。だから私に情報を提供する代わりに、奴が頭と闘える場を作るのに協力することになっていた」
「……説明ありがとう」

……私はここに来てどれだけ驚けばいいのだろう。それもヒソカの割合が多い。……だがこれでヒソカがなぜ旅団に入ったのかは理解できた。…先に知れてよかった。

私がいきなり発言したせいかなんとも言えない空気が流れる。それを破ったのはゴン。

「クラピカは本当に旅団が死んだと思う?」

その発言に耳を向けたのは私だけではなくキルアもだった。

ゴンは昨日話したことを聞く気なのだろう。

「…どういう意味だ」
「昨日"旅団が死んだ"って聞いてから考えて思い付いたんだけど、もしかして嘘なんじゃないかなって」

あくまで私のことは伏せて進めるらしい。利口だ。…今私の名前を出せば話しどころではなくなる。勿論、ゴンは私とクラピカが知り合いなんて微塵も思っていないだろうが。

「……嘘だと思ったのは私もだ。だが、私は実際にこの目で奴らの死体を見た」
「…………オレもちらっと例の動画を見たが……ありゃ胸糞の悪いモノホンにしか見えなかったぜ」

クラピカとレオリオの言葉にゴンとキルアは目を見あわせる。

「その死体が偽物だったら?」

キルアの言葉にクラピカが反応した。

「そういう能力をもったやつがいてもおかしくねーだろ」
「!………そうか…」

クラピカの目が開かれる。

「確かに…同じ具現化系の能力者なら可能だ…だが確証はない…。……くそっ…何故こんなことに頭が回らなかったんだ…」
「もし、本当に偽物ならすぐに確かめるべきだぜ。それに…偽物だったとしても記憶を読むやつは探し出したほうがいい。オレ達がクラピカの秘密を知ってしまった以上、受け身でいると危険だ」

キルアは畳み掛けるように言葉を紡ぐ。

「オレかゴンがまたノブナガに見つかったら多分逃げ切れない。だけど今ならクラピカがいる。奴等が地下に潜って力を蓄える前に芽を摘んだ方がいい」

キルアがここまで言う理由。キルアには旅団と戦う理由はない。そんなリスクを犯す理由……考えられるのは、懸賞金の為。そもそもキルアとゴンはグリードアイランドを落札するためにここにいる。

「今なら奴等のアジトがわかる。もちろんもう逃げてるかもしれない。その確率は時間が経つほど大きくなるぜ、動くなら早い方がいい!」
「……」

キルアの言葉にクラピカは沈黙する。

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JRPG(プロフ) - コメントありがとうございます。とてつもなく間が空いた気がするのは気のせいではありませんでした。ただ凍結することはないので連載再開までに終わるかどうかですね。 (2021年10月16日 20時) (レス) id: 1f8a9e8183 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 更新待ってます (2021年10月4日 0時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 好きです!! (2021年8月12日 1時) (レス) id: 87c9802a04 (このIDを非表示/違反報告)
かるー(プロフ) - 大好きです、、、、! (2021年7月26日 13時) (レス) id: 23539fd70e (このIDを非表示/違反報告)
めありー(プロフ) - コメント失礼します。ずっと前から大大大大大好きです!!!!応援してます!!先の展開が楽しみで仕方ありません!! (2021年6月15日 23時) (レス) id: 3db33b5493 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:JRPG | 作成日時:2021年6月12日 19時

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