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ヒソカに頼まれて変装して旅団に紛れた時、連れてこられた人質が"彼"だと知って目を疑った。同時にヒソカのメールにあった「良いものも見られるよ♡」の意味も理解した。
見覚えのある姿はハンター試験で見たマナ。つまり、Aだった。
ならこれはA自身が旅団と敵対することを選んだ、ということになる。…やっとAがやつらから離れてくれる。
Aと旅団の関係は把握している。それはヒソカよりも厄介なものだった。Aにとって旅団は"特別"だ。だから無理矢理離したとしてもAは納得しない。…Aに針が効けばこんなに苦労はしないんだけど。
Aがまだゾルディック家にいる時、寝ている間に針を刺したことがある。キルアに埋め込んだのと同じもの…だけど、意味がなかった。
Aには再生能力がある。それは腕でも、髪の先でも、切った瞬間から再生する。針を刺せばそこから血が溢れ、それは針を抜くまで止まらない。バレないように仕掛けるのは無理だった。それに刺したところで、体を制御したり変形させたりするのは同じく再生能力のせいで出来ない。…逆に、そういった念の影響を受ける心配がないのはメリットだけど。
待ち合わせ場所につくと見慣れた後ろ姿が見える。それから足音に気付いたのか、ピクリと反応して振り返る。
『イルミ！』
ふわりと微笑んだ顔にオレの口元も少し緩んだ。
少し前に父さんから連絡があった。内容は"Aが仕事の量を減らしたいと言ってきた"というものだった。…理由はまだ聞いてないけど、Aが意見をしてくるのは珍しい。だから同じヨークシンにいたオレに話を聞いてくるように頼まれた。元々、Aに色々聞くつもりで残っていて丁度よかった。
『久しぶりかな。元気そうでよかったよ』
Aと会うのは3週間ぶりだった。…うちに報告しに来たAとたまたま会って以来。オレも仕事があるし、Aも色々と飛び回っていて時間が合わなかった。
『シルバさんからここで待っているように言われたんだけど…イルミも仕事で来てたの？』
「うん。イルミもって？」
『オークション中、シルバさんとゼノさんには会ったから。イルミも来てたんだなと思って…』
それは知らなかった。…父さんが何も言ってこないってことは本当に少し会っただけか。
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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです！H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます！書き直し版もどちらも楽しみです！しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います！ (4月14日 2時) (
レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか？ (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JRPG
| 作成日時：2022年12月6日 11時
