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街に入っていくと張り紙がたくさん貼られている壁を見つける。
張り紙にはそれぞれ依頼と報酬が書かれていた。
「これ全部いろんな賞品がついてるんだね」
「しっかしスゲー数だな…」
キルアが見ている張り紙を覗く。
［"たずね犬"見つけてくれた方に"呪われた幸運の女神像"差し上げます］
『…これがクリアに必要な物なのかはわからないね』
「そもそもいいものか悪いものかもわかんねー」
「あっ、あれ！」
ゴンの声で振り返る。
指を指した先には大きなボードがあった。
近づいてみると、ボードにはこの街で毎月開催されている様々な催しが書かれていた。
「アントキバ月例大会行事表か…」
「9月はジャンケン大会だってさ」
「つーか、でもゲームの中が９月とは限んないじゃん」
「あ、そか」
スイマセン、とゴンは近くにいた男に尋ねる。
「今日って何月何日でしたっけ」
「9月11日だよ」
「………同じだね」
「だな」
『参加するの？』
二人に聞くと少し頭を悩ませる。ボードを見るに月例大会は毎月15日に開催される。時間の流れも今のところ現実と大差ない。4日後なら丁度良いだろう。
「9月の優勝賞品が［真実の剣］」
「あの賞品って重要なアイテムなのかな？」
「おそらくな。あっち見てみ」
キルアに言われた方向を見る。そこには見たことのある顔がいくつかあった。私たちと同じくゲームに入ったプレイヤーだ。皆、同じようにボードを見上げている。
「同じこと考えてるわけだな、皆」
「4日後だけど……参加する？」
「当然。ジャンケンなら誰でもチャンスあるからな」
「じゃ、せっかくだから待つ間いろんな懸賞に挑戦しようよ！」
「情報収集もしなきゃいけないしな」
『なら…私は別行動だ』
二人の視線がこちらに向く。
言いづらいが、言わなければならない。
…本心はこのまま二人とゲームをしたいと、私も思ってしまっている。でも、目的を忘れるわけにはいかない。だからこそ深入りする前に立ち去らないと。
「…そんな顔すんなよ。自分で言い出したことだろ」
『うん。…わかってる、わかってるんだけど…』
やっぱり旅団から離れるのは正解だと身に染みる。…私は一つ息を吐いて、二人を見る。
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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです！H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます！書き直し版もどちらも楽しみです！しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います！ (4月14日 2時) (
レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか？ (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JRPG
| 作成日時：2022年12月6日 11時
