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「そういえばさっきA、"エル"って呼ばれてたよね？」
草原をひたすらに歩いている中、ゴンが尋ねてくる。それはさっきの刺青の男のことだった。
『実はゲームに入ったときに名前をエルにしたんだ。あ、でも呼ぶときはAで良いよ。単純に、本名を付けない派なんだ』
フェイタンのことは伏せるべきだろう。そもそも本当にゲームをするかは分からないし。…私が旅団から離れていることも二人には説明してないし。
「そうだったんだ」
「それか、基本ゲームキャラの名前のまんまだもんな」
『うん』
「え、Aってゲームとかするの？」
少し驚いた様子のゴンに私も驚く。…意外だっただろうか。確かにこっちではキルアたちとしかやってないけど…前世では結構たしなんだ方である。ゲームは時間潰しにはちょうどいい。
『自分からはあまりしないけど、キルアとは結構やったかな』
格ゲーにRPGにパズルに…色々と遊んだものだ。キルアからしたら私くらいしか相手がいなかったから、よくせがまれたものだ。同じくらいミルキともよくゲームはやった。
「じゃあ心強いね！」
私はゴンの言葉に困った顔をする。
「はぁ、忘れたのか。Aはオレたちと違ってゲームをしに来たんじゃねーんだぞ」
「！あ、そうだった」
ゴンのしゅんとした顔に胸が痛くなる。うーん…まずいな。このままだと自分から一緒にゲームクリアを目指そう、と言ってしまいそうだ。……その言葉をなんとか抑える。
『……別に協力しない、とは言ってないよ』
抑えて、出てきた言葉はこれだった。
「おいおい…」
『もし！私に適役なことがあったら協力するよ。それくらいいいでしょう？このゲームに全く興味がないって訳じゃないし』
キルアのジト目を感じながらも、喜んでくれるゴンに頬を緩ませた。
それから暫く歩いて、遠くに物陰が見えてくる。同時にゴンが指を差した。
「あ！！あった！！街だよ！！」
近づくにつれゴンの言った通り建物の群集が見えてくる。…ゴンは刺青の男がやってくる音に気づいたことといい、耳と目が本当に優れてる。
街は現実の街とあまり変わらない出で立ちだった。歩いている人々も普通だ。全員がプレイヤーではないだろうから、NPCだろうか。
街には大きく［懸賞の街 アントキバへようこそ］と書かれている幕があった。文字もハンター語だ。…本当、ゲームの中という気がしないな。気候も空も現実と変わらない気がする。
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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです！H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます！書き直し版もどちらも楽しみです！しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います！ (4月14日 2時) (
レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか？ (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JRPG
| 作成日時：2022年12月6日 11時
