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「！？…っ、なん！！」
『色々と説明してもらうよ』
私は男の首に鎖を巻き付ける。男は直ぐに鎖を掴もうとするが空をきる。…鎖に力を入れると男の首に食い込んで呻き声を上げた。
「…っリターン、オン…！！マサドラへ…！！」
私が手を握り込む前に男はつぶれた声で叫ぶ。その右手にはカードが握られていた。
気づいたときには遅い。
「…チッ」
男は来たときのような光になってどこかへと飛んでいく。…追いかけるのは現実的じゃないな。ただ、方角だけは覚えておく。
鎖で首を絞めていたのに男は逃げた。…カードを使っていた時点でこれはゲームの仕様。キルアに向かっていった光を消せなかったのといい…ゲームのことに念能力は干渉できない。
そのことが分かったのはよしとするしかない。
私は残された鎖を消す。
『キルア、何か異変は？』
私はキルアに尋ねる。キルアは睨んでいた目を戻して私を見る。
「…とりあえずなんともない」
『なら、いいんだけど』
…あの男はこちらがなにも知らない初心者だと分かっていた。だからあれほどまでこちらを下に見ていた。……普通、自分より下だと分かっている者に"攻撃"はしない。
初心者狩りにしたってまだこちらは1つもカードを持っていない。単純に洗礼をしに来たのなら直接殴りかかった方が早いだろう。私が鎖を男に使えたのだから、他プレイヤーを傷つけることはできる。子供2人と女1人だ。念能力者なのは確実なのだから、適当に痛め付ければいい。いつでも逃げる手段も持っているのだし。
…カードを…"ゲームのシステム"を使ったのなら、キルアを物理的に攻撃したわけではない。多分私たちの名前を見抜いたような…そういう特殊な用途だろう。
「…考えても仕方ない、さっきのやつも戻ってこないだろうし。先に行こうぜ」
キルアは切り変えるように言う。キルアの言葉はもっともだ。…現状、また同じことがあっても対処方法は分からない。立ち止まっても、追いかけても仕方がない。
『そうだね…。警戒はしながら、様子を見ていこう』
「うん」
頷いたゴンがキルアの後に続いて、私も最後に続いた。
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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです！H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます！書き直し版もどちらも楽しみです！しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います！ (4月14日 2時) (
レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか？ (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JRPG
| 作成日時：2022年12月6日 11時
