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「キシキシまぁね…」
男は得意気な顔をする。…明らかにこちらをなめている。人数では向こうが不利だろう。それなのにその自信は二人が子供だからか、それとも…自分が優位に立っている確信があるからか。
男はこちらを横目に、開いたままのバインダーから何かのカードを取り出す。それをまた、バインダーに戻した。…ここからでは何をしているか伺えない。
「ふーん、キルアくんとゴンくん。後ろの美人そうな姉ちゃんはエルちゃんか」
「！！」
「ねェ、何で名前がわかったの？」
「さぁて何でかな〜？」
男のしたり顔に二人は狼狽える。
……さっきのカードか。
男がした素振りといえばそれしかない。それにもしこれが念能力なら、私の名前は"A"と答えるだろう。エルと答えた時点で、これがゲーム的な要因であることは確実。……カードを収集するだけじゃなくて、こういうのもあるのか。
男はニヤニヤとした笑みを浮かべたまま、またバインダーからカードを取り出した。
さっきと同じ…また何かをする気だ。
しかし今度は、カードをバインダーに戻さなかった。
「"トレース"オン！！キルアを攻撃！！」
「！！」
男が宣言した瞬間、男の持つカードから光が飛び出す。それは一直線にキルアへと向かっていく。
「くっ…！！」
キルアがその場から走り出す。それでも光はどこまでもキルアを追っていった。
「キャハハハハァー！！バーカ、ゲームのスペルからはどうやったって逃げらんねーよ！！」
『キルア！』
私はその光に鎖を伸ばす。キルアを追っているなら場所は予測できる。
だから、確実に鎖を刺した。
…でも、消えなかった。
__パァン、と光がキルアにぶつかって弾けたような音がした。
「……」
「キルア！！大丈夫！？」
キルアは自身の体を確かめる。…それから男を見る。殺気を向けていた。
「オレに…何した？」
男の顔が初めて優位なものから焦りに変わる。
…キルアが一歩足を動かしたのと同時に、男が動くのを感じた。
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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです！H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます！書き直し版もどちらも楽しみです！しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います！ (4月14日 2時) (
レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか？ (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JRPG
| 作成日時：2022年12月6日 11時
