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「ウボォーギンって…」
顔を強ばらせるゴンに私は微笑む。
『ごめんね、そんな顔をさせるつもりは無かったんだけど…。同じ強化系だから参考になるかと思って』
私が言えばゴンも顔をあげた。見計らって、キルアが尋ねる。
「それってどんくらいの威力？」
『地面を殴ったら巨大なクレーターができるよ。大振りだけど当たればまず防げない。同じ強化系で、よほど修練を積んだ者でなければ木っ端微塵だ』
実際、私も防げる気はしない。力勝負で言えば…本当にウボォーギン以上の人はいなかった。
『…だからゴンも"特別な何か"というよりも、今ある技術を磨くのが良いんじゃないかな』
「今ある技術を磨く…」
ゴンは腕を組み、考え…頭から煙を出していた。私は吹き出すように笑う。
『ふふ、少なくとも10日までに劇的にパワーアップすることはできないよ。なら今までの技術を思い出して……そういえばウイングさんには相談したかい？』
ゴンははっとした顔をする。忘れていたらしい。ウイングも強化系だったはず。なら、何か得られるだろう。
『折角の師匠なんだから、聞いてみたら良いよ』
「そうか、ありがとうA！聞いてみる！」
『お役に立てたなら良かった』
私はにっこりとゴンに応える。…とりあえず、二人は大丈夫そうだな。子供の成長は予想できない。10日までに間に合うだろう。
「そうだ！Aも一緒に受けようよ」
『え？』
「な！！」
ゴンの言葉に私は首をかしげ、キルアは驚く。
「Aはここを離れるんだぞ。それに、親父が許すとは…」
キルアの言うことは最もだ。ツェズゲラが言うには現実世界に戻ってくる為のアイテムはなかなか手に入らないらしいし…。そうなると仕事に支障がでる。そして、私ならシルバさんに相談するだろう。
「だけどキルアもAがいた方が楽しいでしょ？」
「それは…」
否定は出来ない顔をする。私はどう答えようか考えて、口にする。
『…結論から言うと二人に同行はできない』
ゴンが残念そうな顔をする前に私は続ける。
『実は私も二人と同じで修行をしようと思ってるんだ』
「！」
『だから、君たちと"同行は"できない。だけど…グリードアイランドがそこまで難しいと言われているなら、行く価値はあるかもしれない』
グリードアイランドがどういうゲームなのかは分からない。ただ、生き残るには実力が必要で、念が必須条件というなら…修行に生かせるかもしれない。…戻ったらヒソカに聞いてみよう。
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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです！H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます！書き直し版もどちらも楽しみです！しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います！ (4月14日 2時) (
レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか？ (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JRPG
| 作成日時：2022年12月6日 11時
