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ただ、一緒に来ないのであればどんな場所があるかも分からないゲーム内で、どうやって待ち合わせをするか困ってしまう。スタート地点でずっと待っていてもいいが…それよりも一度私が現実に戻った方が早い。それで場所を直接伝える。
その為に、"現実に戻るためのアイテム"を手に入れることが急務だった。
G.Iのプレイヤーであるツェズゲラが選考会なんてものを開けるのだから、全く手に入れられないものではないと踏んでいる。…とにかく、情報を集めるにも町(…があるのかは分からないが)のような場所に行った方がいい。
「よーし！！こっちへGOー！！」
ゴンが腕を振って元気よく歩き出すのに微笑みながら私とキルアも続く。
「で、どうだった？」
少し歩いたところでキルアがゴンに尋ねる。同時にキルアが「ブック！！」と唱えると手元にバインダーが現れる。
G.Iのプレイヤーは全員このバインダーを持っている。バインダーは"ブック"と唱えると現れ、もう一度"ブック"と唱えると消える。そしてこのバインダーに決められた100種類のカードを納めることが、このゲームのクリア条件だった。…ラスボスとかそういうのが居るわけではないらしい。コレクションゲームというのも珍しいと思った。
「お前のセーブデータさ、カード何枚くらい入ってた？」
「それがさ、メッセージだけだったんだ」
「マジ？」
そもそも二人がG.Iに来た理由はゴンの父親の手がかりがあったから。二人が天空闘技場を去りくじら島に行ったとき、ゴンの家にこのゲームのメモリーカードと指輪があったらしい。
指輪というのはゲームを始めた時に必ず貰うもの。この指輪にはこのゲームのセーブデータが記録されたり、ゲームクリアに必須なバインダーを呼び出すためのアイテムだったりする。ゴンの家にあったその指輪は父親のものだったのだ。
私はゴンの父親について未だに詳しくは聞いていない。ハンターであることは勿論知っているが、私が捜しても意味がないだろうし、捜す気もない。…しかし、メッセージを込めたということは…ゴンがこのゲームに来ることが分かっていたんだろうか。
見たこともない父親の情報がG.Iにあれば知りたいと思うだろう。けれど、その為に念を覚えるかどうかはゴンによるし…。…そう考えるとゴンが念を覚えたと知って指輪にメッセージを込めた？………でもそれならなぜ直接会いに来ないのか。
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すってん(プロフ) - 続きの意志を示してくださって本当に嬉しいです！H×Hの作品でこちらが最も大好きな私です。最高に面白い作品を本当にありがとうございます！書き直し版もどちらも楽しみです！しかし無理はなさらずに、ご自分のペースで続けていただけたらな、と思います！ (4月14日 2時) (
レス) @page40 id: ff20551d0e (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - たまごボーロさん» 続けるつもりではありますが、今のところネタ切れ+マンネリ化のため暫くはお休みする形にはなると思います…。なるべく早く続きが書けるように頑張りますね。 (4月12日 20時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 碧は染まったも続けてくれますか？ (4月12日 19時) (レス) @page40 id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 作者です。前回の更新から約一年が経ちそうでした。新しい話の更新じゃなくてすみません。内容に関しては※お知らせをお読みください。 (4月12日 18時) (レス) id: c0cc0b1a31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - JRPGさん» いえいえ、どういたしまして〜 (6月19日 1時) (レス) id: 2cdd8e90db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JRPG
| 作成日時：2022年12月6日 11時
