04.意義 ページ10
私を呼んだのは旦那様、つまりはシルバさん。…何の為に呼び出されたかは予想が浮かびすぎて検討がつかない。
『あの、シルバさんが私を呼んだ理由とか聞いてたり』
「いえ」
返事はそれだけだった。必要以上の会話をしないように言われているのだろうか。
長い、廊下。背の高い執事のせいで、前はよく見えない。一体どこに向かっているんだろう。そしてこの家はどれだけ大きいんだろう。廊下はどこまでも続いている。扉も沢山ある。
やがて執事はある扉の前で止まった。
……ん、この扉。
似たような扉はいくつもあったが、この感じは見覚えがある。昨日ヒソカを見つけた部屋の扉だ。
「連れてきました」
４つノックをしてから執事は言う。直ぐに短い返事が返ってきた。
この声は果たしてどっちだろうと考えてる間もなく扉が開かれる。
「どうぞ」
促されるままに中へと入る。
後ろで静かに、重く扉が閉められた。
「よく眠れたかの」
『ええ、お陰さまで。…良い夢が見れました』
「それは良かった」
中に居たのはゼノさんだった。…生涯現役、昨日とは違って随分と"良い"言葉だ。…現役というのが殺し屋じゃなければもっと理想的だが。
『…シルバさんは？一応私はシルバさんに呼ばれたみたいなので』
「おぬしをここに来させるよう指示したのはシルバだが、奴はここには来んよ」
『それで、代わりに貴方が居るわけですか』
「あいつは色々忙しいからの」
シルバさんはゾルディック家の当主なのだ。私に時間を割く暇など無いだろう。
「…もっとこっちに来んか」
『……』
扉から離れゼノさんに近づく。それでも一定の距離は保つ。攻撃にも防御にも移れる位置。それをゼノさんも分かっているのだろう。物言いたげな目を向けてきた。
「おぬしを呼んだのは念を教える為だ」
予想していた中の１つだった。しかし、こんなにも早く教えてくれるとは。…早く私に仕事をさせるためなんだろうか。
「さっそく念の意義について教えよう」
そのままゼノさんは続ける。
「まず、この世に存在する生命体は常に生命○○ルギーなるものを発している。この生命○○ルギーのことを我々は"オーラと呼ぶ」
オーラ、昨日出てきた言葉。
「通常このオーラは微量だが常に垂れ流しになっており、それ故に人は歳をとりやがて絶える。しかし、このオーラは操ることが出来る。それが念であり、扱える者を念能力者とよんでおる」
理解は、出来た。しかし疑問がひとつ。
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かかか - えっすっっっっっっき (2021年6月22日 19時) (
レス) id: fdccfef2b5 (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - R指定にはなっていますが内容は特に今までと変わりありません。急にアダルトになったり今まで以上の残酷描写はないです。ただ、いくつかのワードが引っ掛かってしまったので…。立場上強くは言えませんが、誤解は生みたくなかったため説明を入れさせて頂きました。 (2019年4月1日 23時) (レス) id: 8e8afc0dbb (このIDを非表示/違反報告)
JRPG(プロフ) - 続編へのお知らせ。本編に記載が出来ないためこちらに説明を書かせていただきます。続編にはR指定がついてます。続きが読めない方は設定の確認をお願いします。もしくは別サイトでも執筆しているのでそちらで読んでいただけると良いかと…(プロフィールにURLがあります) (2019年4月1日 23時) (レス) id: 8e8afc0dbb (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 孤歌さん» いえ！大丈夫ですよ！本当は私も外したいのですが…この18禁設定は私がしたものではないので外すことが出来ないんです…。お手数ですが宜しくお願いしますm(__)m。 (2019年3月28日 21時) (レス) id: 5b1d0d0f4c (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - あぁ！そうだったんですか！よく確認せずにすいませんでした(ー_ー;) (2019年3月28日 21時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Justice RPG
| 作成日時：2018年7月4日 0時
