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75.圧 ページ25

それから、ウボォーギンの膝に包帯を巻く。……凄いな、もう薄い瘡蓋が出来始めていた。若い子は治りも早いと言うけれど、少し早すぎる気もする。まぁ、早く治るに越したことはないけれど。

『はい、出来上がり』
「おう!ありがとな!」
『いえいえ』

嬉しそうなウボォーギンの頭を撫で、立ち上がり後ろを振り向く。そして開きかけた口を閉じた。

……そうだった。他の皆は居ないんだった。

『ところで、お二人さん。他の皆は?』

この子たちが来た以上、今が早すぎる朝か真夜中という可能性は無くなった。

「さぁ?オレは見てないぜ」
「出てくるときは見たけど…オレたち勝手に来たから」
『勝手に?』
「ああ。いつも皆揃ってからここに来るから皆が揃うまでウボーと遊んでたんだけど、こいつが怪我して…」
「オレは大したことねーっていったぜ?」
「それで悪化して病気にでもなったら大変だろ。最近は感染症?ってやつもはやってるみたいだし」
『感染症?』

外はそんなことになってるのか、あんまりいい話じゃないな…と思い聞き返すと二人揃って顔が青ざめた。

なんだその、しまった…!、みたいな顔は。
言っちゃダメだった…!、みたいな顔は。

『……』
「と、とにかく!それで教会なら何かあるかもしれないしAが治してくれるかもしれないからだから勝手に来たんだ!な!ウボー!」
「!あ、ああ!そうだぜ!!」
『………そう』

凄い圧だ。むしろそこまで隠したい感が見え見えだと逆に聞かない。
…しかし、感染症か。これもまた彼が隠していたことのひとつなんだろう。

『…とにかく、二人は他の皆のことは知らないってことだ?』
「「ああ!!」」

息がぴったりな二人。

本当に二人は仲が良いな…。友人と呼ぶよりかは、仲間、家族に近いように思える。

『でも、勝手に来たのなら尚更皆が来ても良い頃だよね』
「?なんでだ?」
『だって、本来なら皆で揃って行くのに君たちは勝手に来た。なら、少年が黙ってる筈がないでしょう?』
「「………」」
『少年はルールや決まりには厳しいからね』

ノブナガとウボォーギンは揃って顔を歪める。きっと良くない想像でもしているんだろう。

『…』

…なら、もう少し待てば直ぐに来るか。

勿論、彼らの身に本当に何かが起きているのであれば別だが。とりあえずは待ってみよう。


_バン


と思った瞬間に扉の開く音。見ると4つの影。

『噂をすればなんとやらだね』
「なんとやら?」

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るみ - ハンターハンターにハマって、一作目にこれを見て良かったです(*^^*) (2019年1月26日 0時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - クラピカさん» コメントありがとうございます!第二章出来ました!!引き続きお楽しみください! (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - みるのさん» コメントありがとうございます!続編出来ました!!これからも楽しんで頂ければ幸いです! (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 雪女さん» コメントありがとうございます!応援とても嬉しいです!続編を作成したのでお楽しみください! (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
クラピカ - 第2章楽しみすぎるー! (2018年1月3日 6時) (レス) id: 423cdf7227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Justice RPG | 作成日時:2017年11月8日 20時

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