66.大人として ページ16
『どしたの？珍しいねみんなでやってるなんて』
「っA！フェイタンが自分は本気でやればAに勝てるとか言うから…」
「Aは最強なの！だからフェイはいくらやっても勝てない！」
「っやてみなきゃわかんないね！」
『そうそう、確かにやってみないと分からない』
フェイタンの言い分は正しい。だが、パクノダとマチの言い分も間違ってはいない。実際今までフェイタンは一度も私に勝ったことはないのだから。
『よし、フェイタン。一回本気でやってみようか？勿論フェイタンだけなんてことは言わない。私も本気でやらないと、フェイタンが本気を出せないもんね』
「……………」
『え、そこで黙る？』
のぞむところね、的な言葉を期待してたのだが。
「…Aが本気だしたらそもそも戦いが成立しねーだろ」
『フィンクス、それはどういうことかい？』
「どういうこともなにも…」
『……？』
フィンクスの言葉に、フェイタンは顔を反らし、マチは頷き、フランクリンは呆れ、パクノダは苦笑いし、クロロ少年は笑い、ノブナガとウボォーギンは首を傾げる。
…なにこの状況。まるで私だけがわかってないみたいな。
「Aはもっと自覚した方がいいと思うよ」
『自覚って…何をだね少年。私は自分のことはある程度解ってるつもりだけど』
「はは、まぁそれでこそAだけどね」
『ん、何その発言…』
クロロ少年の言葉に全くその通りというみんなの顔。
……私だけ置いてかれているのは気のせいではなさそうだ。
『…………あー！何、この空気？決めた。今日は一人10秒交替にするから』
「「え…」」
『みんなが私を置いてけぼりにした罰！』
まるでこの世の終わりのような顔のみんな。…これはこれでなかなかいい。
ノブナガとウボォーギンは状況についていけず戸惑っていた。……よし、二人だけはちゃんと相手しよう。
『まずは二人に説明しなくちゃね』
戻ってきた"日常"に、新しい子供。
二人にもこれからたっぷりと愛情を注いでやろう。
…この平穏を保つためにも、今度からは来客や気配には一層気を使おう。
ここが夢かは未だ分からない。
…怪我はしたから夢ではないかもと思ったが、完治するには早すぎる。治るのはともかく跡も残さないのは疑問だ。
どちらにせよ、今回の件は私の落ち度だ。彼らにとってここが確実に現実な以上、私は守るべきなのだ。
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るみ - ハンターハンターにハマって、一作目にこれを見て良かったです(*^^*) (2019年1月26日 0時) (
レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - クラピカさん» コメントありがとうございます！第二章出来ました！！引き続きお楽しみください！ (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - みるのさん» コメントありがとうございます！続編出来ました！！これからも楽しんで頂ければ幸いです！ (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - 雪女さん» コメントありがとうございます！応援とても嬉しいです！続編を作成したのでお楽しみください！ (2018年1月7日 3時) (レス) id: cd2849aff7 (このIDを非表示/違反報告)
クラピカ - 第2章楽しみすぎるー！ (2018年1月3日 6時) (レス) id: 423cdf7227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Justice RPG
| 作成日時：2017年11月8日 20時
