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15. ページ15

そこにはなにやらビーカーを片手に立ち、どこか誇らしげなお姉ちゃんがいた。

「っAちゃん!!もう!心配したのよ!!」
『?心配…それよりミルキは…!あ、ミルキこっち!!』

オレを見つけるなりかけよってくるお姉ちゃん。

そしてガッと腕を捕まれた。

もう治りかけているとはいえ、少し痛みが走る。更には包帯をはずしていく。

「!ちょっと、どうしたの!」
『うわ、もう治ってるじゃない』

ママの制止も聞かず、更には治りかけの傷を見て残念そうに顔を歪める。

『ま、いっか…えっとこれをここに』
「!?な、なに」

嫌な予感を感じた。しかし、腕を引っ込めようとするのが遅かった。

お姉ちゃんはビーカーを傾け中の液体をその傷にかけてきた。熱が走った。

「っ!A!」

腕が熱い熱い。しかしそれは一瞬で直ぐに止んだ。それでも恐怖を覚えたオレはお姉ちゃんに突っかかる。

『やった!!成功だ!!』
「っなにするのお姉ちゃん!!」
『?なにって…』
「そうだA!反省したんじゃなかったのか!」

パパがオレの腕をつかむ。

「余計に悪くさせてどうするんだ!!」
『?』

お姉ちゃんは訳がわかってないのか首をかしげる。

そんなお姉ちゃんを見てパパの顔が明らかに歪んだのが目に入った。っ怒鳴る…と身構える。

「姉さんは治しただけだよ父さん」

そんな時、冷静な声がかかる。兄ちゃんだ。

「…治した、だと?」
「腕を見てみなよ」

みんながオレの腕に注目する。オレも自分の腕をみた。……!!

「ほらね」
「っ傷がない!!どうして!」

オレは腕を触ったりつねったり…けれど痛みも何もない。

「…A…お前はずっとこれを作ってたのか?」
『?うん』
「でも、クスリを作る材料なんてどこから…」
「オレだよ」

兄ちゃんがお姉ちゃんの隣にたった。

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まな - すごい、面白かったです!登場してるハンターハンターのキャラクターの言動とか、考え方とか原作にすごく近くて文に全然違和感がないです。イルミと夢主の絡みとか、本当に言ってそうだなぁとか考えちゃったり…更新楽しみに待ってます。 (2019年7月27日 3時) (レス) id: 5e4d5a9486 (このIDを非表示/違反報告)
ポテチ☆ - 面白かったです!!(((o(*゚∀゚*)o))) (2019年2月28日 20時) (レス) id: f1f75a744a (このIDを非表示/違反報告)
Justice RPG(プロフ) - なおさん» ありがとうございます。更新しました。 (2018年2月7日 23時) (レス) id: 0181570eb1 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 更新、待ってます。 (2018年1月6日 1時) (レス) id: 48df61d996 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Justice RPG | 作成日時:2017年11月17日 22時

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