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その伍 ページ7

ドンドンと閉めっきりのシャッターを叩く音で目が覚めた。何事かと寝癖のついたままのだらしない格好で外に出ると、ナルトが嬉しそうに笑っていた。

「A!!見てくれってばよ!俺ってば受かったんだってばよ!!!!」

そう言いながらナルトは額宛を掲げている。Aは一瞬言葉を失った。が、直ぐに笑顔を見せた。

「そうか…!受かったのかよかったな、おめでとう」

ナルトの頭をぐしゃぐしゃに撫でると、そのままがっしりと頭を掴んだ。

「で、今何時だと思ってんだよ…!」

「いでででででっ!!!!なっ、何時ってアカデミー行く時間だろ!!!」

「早ーよ!!まだ俺は寝てる時間なんだよ!!!」

完全に目が覚めてしまったAは支度を済まし、ナルトと共にアカデミーへ向かうことにした。寝惚けたまま教室に入ると一番後ろの席に布団をひき、あろうことかそのまま眠ってしまった。

「お前らの第一印象は嫌いだ!」

聞きなれない声にAはようやく目を覚ました。入り口の方を見ると、片目の隠れた男が頭に黒板消しをのせて立っていた。焦点の合わない目でゆっくりと男を見つめた。カチリと目が合った。

「誰?」

「……ま、取り合えず移動しようか」

そう言われ背筋を伸ばしながら立ち上がり、男の後に続いた。途中でナルトに寝癖を馬鹿にされ思いきり殴った。屋上へ上ると地面に腰をおろした。

「そうだな、まず自己紹介してもらおうか」

「どんなことを言えばいいの?」

「そりゃぁ好きなもの、嫌いなもの…、将来の夢とか趣味とか…。ま!そんなのだ」

「あのさ!あのさ!それより先に先生、自分のこと紹介してくれよ!」

ナルトがそう言うと賛同するようにサクラも言った。やる気のなさそうに自己紹介をはじめた。

「俺は、はたけカカシって名前だ。好き嫌いをお前らに教える気はない!将来の夢…って言われてもなぁ…ま!趣味は色々だ……」

「名前しか分かんなかったってばよ…」

それからは順番に一人一人自己紹介をした。Aも漸く頭が覚醒し話を聞き始めた。

「名前はうずまきナルト!好きなものはカップラーメン。もっと好きなのものはイルカ先生におごってもらった一楽のラーメン!!嫌いなものはお湯を入れてからの3分間で、将来の夢は火影を超す!」

元気よくそう言いきった。Aはナルトらしいなとどこか遠くで考えていた。

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Rin´(プロフ) - tukihoさん» ありがとうございます(о´∀`о)part2へ続いていますので、早めに更新出来るよう頑張ります! (2017年7月8日 15時) (レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - Rin´さん» とても上手いと思いますよ!!お話面白いので更新頑張って下さいね!! (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - tukihoさん» コメントありがとうございます!その通りです!だじゃれです! (2017年7月8日 14時) (レス) id: 71af32377f (このIDを非表示/違反報告)
tukiho(プロフ) - 夢主君の術って『Rock』と『Lock』をかけてるんですか!? (2017年7月8日 14時) (レス) id: 296f9ab165 (このIDを非表示/違反報告)
Rin´(プロフ) - マヨラーさん» コメントありがとうございます!負けちゃいましたね。次回に期待しましょう( ^∀^) (2017年5月25日 23時) (レス) id: 435c1cb043 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rin´ | 作者ホームページ:http://uranai.amanoboru  
作成日時:2017年4月15日 14時

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